“平常心”の作り方 402

こんにちは

 

小岡洋天(こおか ひろたか)です。

 

 

ラウンドをしていると

思いもよらない災難やミスが起きて

平常心が保てないことがあります。

 

たとえば

ナイスショットをしてディボットに入ったり

キックが悪くOBになったり

バンカーで目玉になったり

いろいろな予想外の出来事がおこります。

 

そんなときに平常心が大切だと分かっていても

感情が邪魔をして思うように心をコントロールすることができません。

そうなってはなかなか修正できず、

感情の乱れがショットにまで影響してしまいます。

 

とくに私自身が大学生のころラウンド中

ちょっとしたミスで動揺してしまう性格だったので

平常心を保つことは一つの課題でした。

 

そこで今回は私自身も実施してきた

平常心を作るための考え方、方法について

書いていきたいと思います。

 

“平常心”の作り方


まずは平常心の作り方を知るために

平常心とは真逆の状態を考えてみましょう。

 

これは

“動揺する”

“取り乱す”

“冷静さを失う”

などがあげられます。

 

そして、これらの共通点は

不安、恐怖(恐れ)という感情です。

 

人間は不安、恐怖(恐れ)を大きく感じるほど

“平常心を失う”状態に落ち入ってしまいます。

 

ではこういった不安、恐怖(恐れ)を

ラウンド中にできるだけ感じないようにするためにはどうすればいいのか。

 

それは不安、恐怖(恐れ)を感じる状況を

“ラウンド前”に想定しておくことが大切です。

 

一言でいうと“リスクマネジメントの精度”の問題です。

 

平常心を失うことは

動揺する、取り乱す、冷静さを失うことですよね。

 

それは自分の中での“想定外”のことが起きたことが原因なので

想定外だったものを“想定内”にしていくことが必要です。

 

そしてそれらの対処方法を予め準備しておくことで

リスクマネジメントの精度が上がり、

“平常心を作る”ことができます。

 

たとえばライバルと競争しているときは

相手がナイスショットをしたり

ベタピンにつけたり

チップインしたりすると心が乱れてしまうものです。

 

しかし、その状況を予め想定し、

その状況になったら賞賛する。

そう決めておくことで心に余裕ができ

平常心でプレイができるようになります。

 

あの勝負師で有名な(故)杉原輝雄プロは

つねに相手の最高のプレイを想定していました。

 

自分が負けたという状況を

勝負が決まるまで作らないようにしていたんです。

だから首位で最終ラウンドに入ったときの勝率は

日本人過去最高の81%だったんですね。

 

結局、平常心は準備次第で作れるということです。

 

あとはこれらのことを根気よくラウンドごとに実施し、

精度をあげていくことです。

 

あくまでも“反省点”を考えるのではなく

“もう一度やり直せるなら”という

プラスの問いかけを心がけてください。

そうすると自己評価を下げることなく、

平常心を保つことができます。

 


あなたはラウンド中、平常心でプレイできていますか?

 

できていないとすればまだまだ準備することがあるということです。

 

 

それでは、失礼します。

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