クラブとの対話が “ 飛び & 精度 ” 両立へのカギ 561

こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

 

私の元にはゴルフに熱心な方々から

いろいろな相談が寄せられます。

 

それらは年齢や性別を問わず、

小学生から大学生、

プロテストを受ける選手や

その親御さん まで色々です。

 

特に多いのが

「飛距離アップのための最適なトレーニングとは何か?」

というご質問です。

 

 

しかし、答えは一概にはありません。

 

それは、選手の年齢や現状、

考え方やカラダの使われ方によっても

異なるからです。

 

それでも、ゴルフ選手として

トレーニングに取り組む際には

一つだけ気をつけてほしいことがあります。

 

それは

カラダの動きだけに

焦点を当てすぎないこと。

 

具体的には

トレーニングで筋肉に効かせることばかりに

集中しないことです。

 

なぜなら、

ゴルフのスイングは「反射動作」

つまり自然な反動を利用して

作られるものだからです。

 

これは子供が

ブランコを漕ぐ動きにも似ています。

 

力を使わずに

自然に前後に揺らす動きを

イメージしてみてください。

 

その動きが自然な反動を利用しています。

 

これは筋肉を効かせる動きとは対照的で

逆に筋肉が疲れないよう

動かすことが重要なのです。

 

ブランコを漕いで

「筋肉に効いた〜」

って言う子は一人もいませんよね。

 

なので

トレーニングに取り組む際には

筋肉に集中し、効かせすぎないように

注意が必要です。

 

過度に筋肉を意識すると

スイング時にクラブへの意識が

薄れてしまう可能性があります。

 

その結果、

スイングの見た目が良くても

精度が不安定になることが多いのです。

 

実際、トレーニングを頑張っているものの

成績が落ち込むプロは珍しくありません。

 

 

ここで大切なのは

問題がトレーニングそのものではなく、

スイングの本質的な特性を理解せず

誤ったトレーニングに取り組んでいることです。

 

ゴルフは自分の思い通りにクラブを操り、

球をコントロールすることが最大の課題であり、

飛距離アップと精度 両立へのカギでもあります。

重要なのは、

カラダのコントロールではなく

クラブのコントロール  です。

 

そして、

クラブを支配するのはほとんどが

手の中です。

※カラダではありません。



これはクラブとの対話であり、

この対話を大切にすることで

ゴルフ力が高まります。

 

だからこそ、最も大切なのは

クラブと直接接触している手の感覚なのです。

 

 

プロを目指す選手は

子供の頃に自然とこの感覚を学びます。

 

力がない子供は

重たいクラブを効率的に使う方法を

手の中で学習するからです。

 

そこで、トレーニングでは

この手の感覚を壊さないように

瞬発力や柔軟性を高めることが重要です。

 

また、

手の感覚が鈍ってしまっているなら

再び感覚を呼び覚ますことも

必要になってきます。

 

ゴルフスイングは筋肉ではなく、

手の感覚に基づくもの。

 

自分の手がクラブと共にどう動くかを感じ、

飛距離アップを目指しましょう。

 

 

クラブは友達です!!

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