38歳の申ジエが、飛距離を伸ばしている。その事実が教えてくれること 721

こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

10月4日に終わった日本女子オープン。
ご覧になった方も多いと思います。

宝塚ゴルフ倶楽部で行われた最終日、
首位と2打差の2位から出た申ジエ選手が、
66で回って桑木志帆選手に並び、
プレーオフ3ホール目のバーディーで優勝しました。

通算30勝目、永久シード、
そして国内四大大会の完全制覇。

久々に、本当に見応えのある試合でした。

私が目を奪われたのは、
勝負の内容だけではありません。

最終日、同じ組で回った桑木選手と、
ドライバーの飛距離が
ほとんど変わらなかったことです。

申選手は38歳です。

気になって調べてみると、
今季の平均飛距離は240.69ヤード。

2022年は232.76ヤードでした。

数年前と比べて、はっきりと伸びています。

報道によると、
今季が初めての240ヤード超えで、
本人にとっても過去最高の飛距離だそうです。

数字を、正しく読む


ここで、
押さえておきたいのは
240.69ヤードというのは、
ツアー全体で見ると36位です。

「ぶっ飛び系」の選手
というわけではありません。

また、今回の宝塚ゴルフ倶楽部は、
約6,185ヤードのパー70。
決して距離の長いコースではありません。

つまり、
飛距離だけで勝てた試合ではない、
ということ。

実際、
申選手は今大会のパーオン率が1位。
今季のトータルドライビングも3位です。

正確さが持ち味の選手が、
そこに飛距離という武器を上乗せしている。

私が注目したいのは、
この「上乗せ」の部分です。

飛距離を伸ばすために、何をしているのか


申選手本人の言葉をいくつか見つけました。

報道によると、マネージャーの方が
「ヘッドスピードを上げて、飛距離を伸ばそうとしている」
と話しています。

また、申選手自身も、
「今は練習よりトレーニングを多くしている」
と話していました。

細かいメニューまでは公表されていません。

ですので、ここから先は、あくまで私の見立てです。

数字と本人の言葉を合わせて考えると、

・クラブを速く動かすための、体づくりに時間を使っている
・その上で、持ち味のショットの精度を落とさないように、飛距離を足している

こういう取り組みに見えます。

クラブの動かし方がすでに完成している選手が、
スイングが崩れないように
スピードという土台を上積みしている。

こういった取り組みを
時間をかけてトレーニングしてきた結果
今のスイングを手に入れています。

38歳でも、伸びる余地はある


トレーニングに来られる
50代、60代の方から、
よく聞く言葉があります。

「もう歳だから」
「若い頃みたいには飛ばないですよね」

もちろん、
プロと私たちとでは、条件が違います。

申選手は、
毎日ゴルフを仕事にしているトッププロです。

私たちがそのまま同じことを
できるわけではありません。

ですが、一つだけ、
はっきり言えることがあります。

スピードは、
年齢を重ねても、
トレーニングで伸ばせる余地がある。

ゴルフの技術が完成している人ほど、
その余地を飛距離に変えやすい。

申選手の今季の数字は、
その一つの例だと、
私は受け止めています。

飛距離を伸ばす、という選択


申選手は、
これまで「飛ばないゴルファー」で
知られてきた選手でもあります。

飛距離よりも、正確さや、
状況判断で勝ってきた選手です。

そんな選手が、
38歳で、あらためて飛距離に取り組んでいる。

それは、
「もう伸びない」と
決めつけなければ、まだ強くなれる、
ということの証明のようにも見えます。

もし今、
「歳だから仕方ない」と、
自分に言い聞かせている方がいたら。

一度、その言葉を横に置いてみてください。

あなたにも、
まだ伸びる余地が残っているかもしれません。

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