どうして同じ“スクワット”でも効果は違うのか 214

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。

 

 

「スクワットはゴルフに効果がある!!」

とほとんどのゴルフ本や雑誌にも紹介されています。

 

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もちろん私も同感です。

 

飛距離アップするうえでとても効果が高い種目であることは確かです。

しかし、スクワットはおこなう目的、考え方によっては内容が変わってきます。

 

例えばお尻をただ大きくしたいのと、

飛距離アップするためのスクワットでは考え方が根本的に違います。

 

お尻を大きくしたい場合はお尻の筋肉である大臀筋を効かせなければいけません。

それはある一定のゆっくりしたスピードで筋肉を効かせるスクワットが効果的です。

しかし飛距離アップのスクワットは効率的かつ爆発的に地面を押すことが要求されます。

ここでゆっくりとしたスピードで地面を押しているようでは飛距離はいつになっても伸びていきません。

同じ“スクワット”でも効果・結果はまったく変わるのです。

 

ちなみに飛距離アップ用のスクワットのポイントを下記にて記載しました。

参考にしてください。

ポイント①

まずは足裏の重心です。

立っている時、しゃがんでいる時の足裏の重心は全く同じです。

もし、しゃがんだ時に重心が変わるようでしたらやり方がどこか間違っているので気をつけてください。

ちなみに足裏の重心は内くるぶしと人差し指の延長線上が交わるところです。

ここに重心を乗せると体重が足裏全体に満遍なく乗る感覚があると思います。そこが大切です。

 

ポイント②

姿勢です。

腰が反り腰になったり、お腹が突き出ていたり、背中がまるくなったりしていませんか?

悪い姿勢のままスクワットをしても“悪い姿勢を覚えるトレーニング”を頑張っているだけです。

地面を効率的かつ爆発的に押すためには姿勢は正しく力みのない状態にしなければいけません。

 

ポイント③

力の抜き方です。

スクワットは脚で地面を押す種目です。

効率的かつ瞬発的に大きな力で地面を押すためにはしゃがむ時の力の抜き方が重要です。

力を的確に出すためには、力を的確に抜くことが求められます。

ゴルフ選手ではありませんが、サッカーのロナルジーニョは力を抜く天才です。

あの“抜き”が他の選手にはない強みです。

 

ポイント④

お尻の筋肉で地面を押すことです。

しゃがんで地面を押す時にお尻の付け根あたりに力が入っている感覚があるのかが重要です。

そこに力が入り、背中が真っすぐになっていれば問題ありません。

 

以上、ポイントを4つご紹介しました。

もちろん人によってポイントが変わったりもします。

足の幅だったり、膝の向きだったりします。

ただ、基本のポイントは上記の4つがとても重要です。

センスがある人はこれだけでゴルフ用のスクワットができるかもしれません。

 

一度鏡で自分のフォームを見ながらでも動画を撮影するなどして確認してみてください。

正しくなければきっと違和感があるはずです。

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