“正しいスクワット”をおこなうための3つのポイント 367

こんにちは

 

小岡 洋天(こおか ひろたか)です。

 

 

ゴルフのトレーニングをする上で

スクワット動作を正しく行うことはとても重要です。

 

なぜならスウィングという動作は

地面を押す動きがなくては成り立たないからです。

 

ということは地面を正しく押す動き(スクワット)が

ヘッドスピードにも優位に働くこととなります。

 

では正しいスクワットとはどういうことなのか?

 

まずは“正しいスクワット”の定義について

おさらいしていきましょう。

 

正しいスクワットとは?

私が考える“正しいスクワット”とは

“最小限の力で地面を最大限に押すことができる”

スクワットのことです。

 

いくら筋力があっても

地面を素早く押せなかったり

バランスを崩したりすると

せっかくのパワーがパフォーマンスに反映されません。

 

そうするとスウィングでも効率的に

パワーを活かすことが出来なくなります。

 

では正しくスクワットをするために

何を気をつけなればいけないのか?

 

それは3つあります。

 

まず1つ目は“足裏の重心”です。

この部分が不安定だと

カラダ全体の軸がブレてしまいます。

 

地面を押す以上

地面に一番近い足裏は最重要部分になります。

 

足裏のポイントは下記の記事にも書いてあるので参考にしてみて下さい。

正しい動きを呼び覚ますたった一つの方法 255

 

 

2つ目は“姿勢”です。

正しい足裏の重心を獲得していれば

自然に姿勢も正しくなりやすいのですが、

それでも日頃のクセが抜けきれず

猫背ぎみなって体幹に力が入りづらくなります。

 

これではスクワットでしゃがんだときに

背中が丸くなってしまって、

うまく地面を押すことができません。

 

そうならないためにしゃがむ前の姿勢は

とても大切になってきます。

 

私の経験上、カラダを操作する感覚が鋭い人ほど

スクワット前の姿勢は綺麗になります。

 

スウィングの8割はアドレスで決まる

と言われるように

スクワットでも8割が足裏の重心と姿勢で決まるのです。

 

 

さて最後の3つ目はスクワットでしゃがむときに

どこから力を抜くかです。

 

よくいわれるのは

「股関節から曲げてお尻を後に引きましょう」

という指導法です。

 

たしかにトレーニングの教科書にも

そういった説明はありますが、

それをそのまま鵜呑みにしたらいけません。

 

なぜならこれは“怪我のリスクを抑えること”に

過剰にフォーカスしている指導方法だからです。

 

もちろんトレーニング初期段階や

膝にリスクを抱えている人は

こういった方法でスクワットをすることは必要です。

 

しかし、こればかりに意識がいってしまうと

スクワットで地面を押すときに

瞬発的に地面を押すことができず、

押すスピードもさほど向上しません。

 

それではスウィングでの切り返しで

効率的に地面を押すことができず、

ヘッドスピードも上がっていかないわけです。

 

そうならないために

スクワットでしゃがむ時は股関節ではなく

“足首”から力を抜く、または曲げる意識が必要になります。

 

ここで注意してほしいのは

“足首”から曲げると言われても

見た目でもわかるように極端に曲げる必要はありません。

 

あくまでもそういった“意識”が必要なのです。

 

これはタオルの端を持って

宙ぶらりんになったタオルを離すと

必ず地面に近い方から

タオルは折れ曲がっていきます。

 

ということは物体の力が抜けたときというのは

地面に近い方から折れ曲がっていかなければ不自然なのです。

 

効率的に力を出すときというのは

力を出す前にかならず力の抜きがあります。

 

その力の抜きが正しく行われると

筋肉を収縮させるスピードは向上するのです。

 

そのための“足首からの力の抜き”

 

ここが効率的に地面を押すための

最後のポイントになってくるのです。

 

 

いかがでしょうか?

 

スクワットは単純な動作に見えて

動作を分析すると奥が深いのです。

 

しかもスクワットの動きというのは

いろいろなトレーニング動作の基本です。

 

これが正しくできるかできないかで

トレーニングの結果は大きく変わりま

今一度あなたのスクワットを見直してみてください。

 

 

それでは失礼します。

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