こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの小岡洋天です。
ゴルフのスイング理論やメソッド、
「これが大事」と言われているアプローチって、
本当にたくさんありますよね。
雑誌、YouTube、レッスン動画…
情報を追いかけるほど、
逆に何を信じていいのか分からなくなる。

そんな経験って、ありませんか?
これまで多くのゴルファーを指導してきた中で感じるのは、
世に出回っている情報のうち、
本当に結果を良い方向に動かしてくれるのは、
全体の1割くらいじゃないかな、ということです。
なぜそう思うのか。少しお話させてください。
「無意識で上手くなった部分」こそが大事
レッスン動画や記事を発信しているのは、
幼い頃からゴルフに触れ、
クラブを振っているうちに
自然と上手くなった方が多いんですよね。
もちろん、
そういった方々のアドバイスが悪いわけではありません。
ただ、その多くは上手くなった後の
「微調整的なアプローチ」なんです。
本当に大事なのは、
その人たちが「無意識で身につけた部分」。
つまり、クラブの使い方そのもの。
そして、それを身につけるためのアプローチです。
効果が出にくい、むしろ調子を崩しやすいアプローチ
たとえば、こんなものです。
・シャローの動きを意識的に形作ろうとする
・下半身で地面反力を意識的に使おうとする
・ボディターンを意識して体で回そうとする
・肩をしっかり回そうとする
・腰から切るようにダウンスイングする
どれも「良い」と言われてきたものばかりですよね。
でも、これらには共通点があります。
全部、体への意識が強くなる動きなんです。
体への意識が強まると、
クラブを握っている手の感覚が薄れてしまう。
すると、肝心のクラブの動きが悪くなってしまうんですね。
実はこれ、運動学習の分野でも裏付けのある話です。
自分の体の部位に意識を向ける「内部フォーカス」よりも、
道具や結果に意識を向ける「外部フォーカス」の方が、
パフォーマンスが高まりやすいという研究結果が多数報告されています。


アメリカの運動学習研究者
ガブリエル・ウルフ博士らによる
数十年にわたる研究で、
ゴルフ、野球、バスケットボールなど様々な競技において、
外部フォーカスの方が動きの正確性も、
飛距離や球速といった出力も向上することが示されているんです。
つまり
「体をどう動かすか」に意識を向けるより、
「クラブをどう動かすか」に意識を向けた方が、
結果的に体は上手く動いてくれる。
これは感覚論ではなく、
科学的にも確認されていることなんですね。
実際、年間1億円を稼ぐようなトッププロでも、
体意識の練習を始めた途端に調子を崩してシード落ちする、
というケースは珍しくありません。
それくらい、意識の置き先は影響が大きいんです。
では、効果が出るアプローチとは?
一方で、こういうアプローチは手応えが変わってきます。
・クラブの重さ(慣性)を感じながらスイングする
・インパクトバッグを叩くようにスイングする
・球筋を意識して、一球一球打ち分けるように練習する
・クラブを前方に投げるようにフォローする
・片手(右手だけ)で振るようにスイングする
お気づきでしょうか。
どれも「クラブの動き」や「球筋」といった、
まさに外部フォーカスに意識が向いているアプローチなんです。
こうすることで、
クラブの振り子運動をメインとしたスイングになっていきます。
そして、体はクラブの動きに合わせて勝手に反応してくれる。
これが本来のスイングの姿だと、私は考えています。
軌道修正するだけで、スイングは変わる
もし今、あなたが体の動きを意識する練習ばかりしているなら、
「効果の出ない9割」の情報に振り回されている可能性があります。

でも、大丈夫です。
必要なのは、
効果の出るアプローチへの軌道修正だけ。
意識の向け先をクラブに移すだけで、
スイングは少しずつ変わっていきます。
そしていつか、
仲間から「軽く振ってるように見えるのに、飛ぶね」
と言われる日が来るかもしれません。
遠回りをしないためにも、ぜひ一度、
ご自身の練習の「意識の向け先」を振り返ってみてくださいね。



