こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの小岡洋天です。
シーズンの節目になると、
よくプロやアマチュアの方から
「来シーズンに向けて”スイング改造”します」
「今は”スイング改造”中なんです」
というコメントを耳にします。
こういった“スイング改造”というのは
いかにも今よりさらに良くするために
新しい動きを作り上げる、
といった ポジティブな意味で
使われることが多いかもしれません。
しかし、その中で
このスイング改造をしてうまくいっている
プロやアマチュアがほとんどいないように感じます。
プロだと前年まで1億稼いでいたプレイヤーが、
スイング改造をすることでシード権にも満たなくなる。
アマチュアだと形は変わっているはずなのに
ボールに全然当たらなくなってきて、
スイングが崩壊する…
といったことは、
結構よく耳にするのではないでしょうか?

なぜこんなことが起こっているのか?
ほとんどの改造の場合、
体意識を強くすることで
スイングの崩壊が始まります。
これは
「トップの位置はここで…」
「シャローを作って…」
「下半身で打つ…」
「体幹で打つ…」
といったように、
クラブへの意識ではなく、
自分の体の意識を多く取り入れることで
意識がクラブに行かなくなり、
手の中でクラブを操作する柔らかさが
なくなってきます。
こうなるとボールが飛ばなくなったり、
球も散らばりはじめます。
さらにクラブを牛耳ろうとして
グリップ圧が固くなり、
クラブがコントロールできなくなる…
といった負のループに入りはじめます。
このように、
スイング改造をすることが
体の動きを意識して
体の形を変えるような アプローチであれば、
ほとんどの場合スイング迷子に陥るでしょう。

ではどうすればいいのか?
そうならないために、
スイング改造は常にまず
「クラブだけ」を見て、
クラブの動きがどうなっているかだけを追いましょう。
クラブの動きを見るだけで、
グリップ内の圧力がどうなっているかは
大体わかってきます。
それが分かれば、
あとはそのグリップ内の圧力を変える
アプローチをするだけ。
このアプローチの方法は、
人によって効果的なものや、
効果が薄いものがあるかもしれません。
しかし、
ゴールという方向性は決まっているため、
まず迷子になるようなことは限りなく少ないです。
ここで思い出していただきたいのが、
ゴルフ界の伝説
サム・スニードが グリップについて
遺した有名な言葉です。
「クラブは小鳥を手の中で包むように握りなさい。 逃がさない程度に、しかし潰してしまわないほどに優しく」
― サム・スニード(PGAツアー通算82勝・歴代最多タイ)

これはまさに、
クラブを”牛耳ろう”とした瞬間に
スイングが死んでしまうことを
端的に表した言葉だと思います。
体の形を作りにいけばいくほど、
グリップは固くなり、
クラブは死にます。
逆に、クラブを生かそうとすれば、
体は自然と最適な動きを選びます。
もしあなたがこれから、
もしくは既にスイング改造をしているのなら、
取り組むことは
「体意識なのか?」
「クラブ意識なのか?」
を 基準に判断してください。
ゴルフはあくまでもクラブの動きが全てです。
クラブの動きによって体は動く
この原則を理解して、
スイング改造をしてみてくださいね。



