一球ごとに変える練習、どれくらいの頻度でやればいいのか 720

こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

前々回、同じ球を打ち続けるのではなく、
一球ごとに球筋や距離を変えて打つ練習が、
コースで使えるクラブ操作の力を育てる、
という記事を書きました↓
[土台を作る練習と、状況に対応する力を育てる練習 718]

この話をすると、
必ずと言っていいほど、
こんな質問をいただきます。

「それは、週に何回、何球くらいやればいいんですか?」

今回は、この疑問に、
研究データも交えながらお答えしていきます。

一回の練習量は、それほど多くなくていい


まず安心していただきたいのは、
一回の練習で、大量の球数を打つ必要はない、
ということです。

実際に、
若年ゴルファーを対象に、
一球ごとに条件を変える練習の効果を
検証した研究があります。

この研究では、
1回の練習で27球(3つの距離に対して、それぞれ9球ずつ)、
それを10回のセッションに分けて、
合計270球を打つ、という練習プログラムが組まれました。

この程度の球数でも、
インパクトの質に関わる要素
(アタックアングルやフェース角など)に、
はっきりとした変化が確認されています。

つまり、
1回の練習で意識すべきは、
「量をこなすこと」ではなく、
「毎回、条件を変えて打つこと」
そのものなのです。

1日に詰め込むより、分けた方がいい


もう一つ、
大切なポイントがあります。

それは、同じ練習量でも、
1日に詰め込むより、
複数回に分けた方が、
効果が高いということです。

運動学習の分野では、
これを「分散練習」と呼ばれています。

ある研究では、
240球を1日で打ち切ったグループと、
同じ240球を4日間に分けて打ったグループを比較しました。

結果、4日間に分けて練習したグループの方が、
後日の再現性(いわゆる「身についているかどうか」)において、
はっきりと良い成績を残しています。

これは、
一球ごとに条件を変える練習でも、
同じことが言えると考えられます。

週末にまとめて
100球、200球と打つよりも、
少ない球数でも、こまめに練習する方が、
実は身につきやすいのです。

具体的には、どれくらいがいいのか


これらの研究を踏まえると、
一つの目安として、
こんな練習頻度をおすすめします。

・週に2~3回
・1回あたり20~50球程度
・毎回、高さ、曲がり幅、距離のいずれかを変えながら打つ

もちろん、これは万能な正解ではありませんが、
条件を変える練習は、
まとまった量を一気にやるより、
適度な量を、こまめに繰り返す方が効果的である

という土台となる原則は、
複数の研究で裏付けられています。

大切なのは、根気よりも、設計


一球ごとに条件を変える練習は、
決して特別な時間や、
大量の球数を必要とするものではありません。

むしろ、
短い時間でも、
こまめに、継続的に取り組むことの方が、
結果につながりやすいのです。

「たくさん練習しないと身につかない」
と思い込んでいる方ほど、
一度、練習の「量」ではなく
「設計」を見直してみてください。

週に数回、20~50球。

その積み重ねが、
コースで本当に使える力を育てていきます。

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