ゴルフスイングは「◯◯」から作られている 678
こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
多くのゴルファーは
「トップの形」
「下半身リード」
「体の回転」
といった、
スイング中の動きを一生懸命修正しようとします。
ですが、実は—
ゴルフスイングは
インパクト感を起点に作られている。
この事実は、あまり知られていません。

払い打ちが直らない本当の理由
例えば、
・いつもヘッドでボールを「払う」
・インパクトで合わせにいく
・打球音が軽い
こうした、いわゆる「払い打ち」の人。
このタイプの方は、
払い打ちのインパクト感を起点に
スイングを覚えてしまっています。
だから
「もっと叩いて」
「ハンドファーストで」
と言われても、なかなか直らない。
それは、
意志の弱さでも、
センスの問題でもありません。
身体は「先に覚えた反応」を勝手に起こしてしまう
ここで一つ、
心理学の有名な実験があります。
「この赤いボタンを押すと食べ物がもらえる」
これを何度も繰り返すと、
やがて人は赤いボタンを見るだけで
唾液が出るようになります。

考える前に、
身体が勝手に反応してしまう。
これ、ゴルフも、まったく同じです。
・赤いボタン = 払い打ちのインパクト
長年この状態を繰り返してきたゴルファーは、
無意識に払い打ちをしてしまう。
これが、多くのゴルファーを苦しめている正体です。
必要なのは「スイング修正」ではなく「ボタンを変える作業」
ここで大切なのは、
払い打ちを我慢して抑え込むことではありません。
必要なのは、
押すボタンそのものを変えること。
つまり、
インパクトのイメージ・感覚を
根本から入れ替える作業です。
インパクトバック叩きが有効な理由
そこで私が必ず行うのが、
インパクトバック叩きです。

インパクトバックを叩くことで、
・人間本来の「叩く動き」
・当たる瞬間に力を集中させる感覚
・ハンドファースト
これらが、
インパクトを起点に再教育されていきます。
ボールを「当てにいく」のではなく、
「叩いた結果、そこにボールがある」
という感覚に近づいていく。
青いボタンを押せる身体を作る
この練習の目的は、
バック叩きが上手くなることではありません。
最終的には、
その叩くインパクトを
ゴルフボールを打つ時にも
再現できるようにすること。
そうすることで、
・赤いボタン(払い打ち)
から
・青いボタン(叩くインパクト)
へと、
無意識の反応そのものが
切り替わっていきます。
スイングは「結果」、インパクトが「原因」
スイングは、頑張って直そうとするものではなく、
インパクトに向けた結果として勝手に現れるもの。
もし今、
・力が伝わらない
・音が軽い
・振っているのに飛ばない
そう感じているなら、
一度「インパクト」から見直してみてください。
そこを変えられた時、
スイングは驚くほど自然に変わり始めます。
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