こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
スイングが固まらず、悩みに悩んで、
人からアドバイスもらってはSNSを見たり、
毎日練習しては試行錯誤の繰り返し。
右往左往している自分が嫌で、
本番では全くスコアが伸びる気がしない。
どうすればスイングを固めて
スコアを伸ばすことができるのか??
そんな悩みを抱えていませんか?
そこで今回は
スイングを“固める”とはどういうことかを
良い固め方、悪い固め方を
踏まえて解説していきます。
まず
スイングの良い固め方を解説する前に
スイングのお手本であるプロたちは
どのようにスイングを固めていったのかを
考えていきましょう。
私はこの 問い に
プロのようなスイングに導くヒントが
隠れていると考えています。
というのもプロの多くは
幼少からゴルフを始めた方がほとんどです。
平均すると10歳前後でしょうか。
だいたい小学校4、5年生ぐらい。
そのころまでに
スイングを覚えるわけですが、
なぜ “幼い頃” にゴルフをすると
良いスイングを固めやすくなるのか?
親から英才教育を受けたからでしょうか??
そもそも運動神経が良かったからでしょうか??
それも一つあるのかもしれません。
ただ もっとシンプルに考えると
本質の部分が見えてくると思うのです。
それは小さい頃には腕力がないので
重たいクラブを振るために本能的に
“効率的に振る方法” を覚えることができました。
そしてその効率的に振る方法が
クラブの “振り子運動” を利用すること。
( “振り子運動” についての詳細はこちら↓)
一般的に
プロのような “ 形(フォーム)” を真似しても
ほとんどが上手くいきませんよね。
これはプロが固めた動きは
クラブの“振り子運動”を活かした動きなので
スイングの形はあくまでも
結果でしかありません。
よくプロが
「腰や肩をこう回す意識でやっている」
「股関節をこう意識して動かしている」
という表現をすることがありますが、
これはすでに振り子運動を習得している
“前提”の話なんですね。
プロからしたら
クラブ振り子の動きは
もはや無意識で出来てしまっているので
そこが大事だという感覚もなく
どうしても身体意識のアドバイスが
多くなってしまいます。
なので
効率的なカラダの動きをしたから
効率的にクラブが動く
のではなく、
効率的なクラブの動きをしたから
効率的なカラダの動きになっている
ということです。
そしてそのためのポイントは
クラブ振り子の周期を崩さない
“グリップ内の教育” が重要になってきます。
よく グリップを柔らかく握るように
アドバイスされるのは
ほとんどが そのためだったんですね。
なので
『良いスイングを固める』とは
“クラブの振り子運動を促す手の教育”
を すること。
逆に
『悪いスイングを固める』とは
“スイングの形だけ(身体の動きだけ)を真似る”
こと。
これを理解すれば
必要のない練習をすることなく
スイングを形成する心臓部分(手の教育や脳の解釈)から
攻めていくことができます。
そして
スイングの方向性に自信が持てるので
安心してスイングを固めることができます。
もしあなたが
・下半身をこう使おう
・肩をこう回そう
というように
筋肉をどう使おうかばかり考えているとすれば
それはかつての天動説を
信じているような状態かもしれません。
ゴルフでの身体の使い方は
意識的に動きを覚えるのでなく、
クラブを効率的に使うことで
カラダの動きが勝手に変わります。
もうアメリカのゴルフ業界では
身体をどう動かそうかばかり考えていた
身体意識(天動説)から
クラブをどう動かせばいいのかを考える
クラブ意識(地動説)へ移行しています。
今までの常識やイメージを払拭して
地動説という科学的事実を知って
あなたが本来持っている
自然なスイングを獲得しましょう。
最後に名プレイヤーが残した
ある言葉をご紹介します。
“ ゴルフは、できるだけ簡単なものである。
しかし、簡単なことを難しくするのは人間である。”
– トム・ワトソン