グリップ迷子必見! 飛ぶ握り方とは 649

こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

今回は、「グリップ」について、

少し踏み込んだお話をしたいと思います。

 

一般的にゴルフでは

オーバーラッピングや

インターロッキングが主流で、

ベースボールグリップは

ゴルフを知らない初心者が

「最初にやるグリップ」

といった考えがあります。

 

でも、ちょっと待ってください。

本当にそうでしょうか?

偶然から生まれた“基本”の正体


昔、ハリー・バードン(Harry Vardon)

という選手がいたそうです↓

彼はある日、

右手の小指にトゲが刺さってしまい、

痛みのせいで右手小指を左手に重ねて

スイングをしたそうです。

 

すると、偶然にも

「両手の一体感」が生まれて

スイングが安定しました。

 

その経験から生まれたのが、

今でも“グリップの王道”とされる

「オーバーラッピンググリップ」

だったということ。


これって、ちょっと面白くないですか?

 

そもそもバードン以前の時代、

多くのゴルファーは

ベースボールグリップで

スイングをしていました。

 

右手と左手を分けて、

両手でしっかり握る。

 

まるでバットを握るような、

このスタイル。

 

それで多くの名プレイヤーが

生まれているわけです。

*トム・モリスやウィリー・パークが有名

 

現在の基準で言えば

特徴的に見えるかもしれませんが、

当時はそれが“当たり前”だったのです。

 

ベースボールグリップ=初心者??


私自身、ベースボールグリップには

かなりの可能性を感じています。

 

たとえば、歴史を振り返っても…

・モー・ノーマン(精密機械のようなスイングで知られる伝説のカナダ人ゴルファー)

・渋野日向子選手(2019年全英女子オープン優勝)

・そして、清水大成選手(近年注目されている若手プロ)

 

彼らは実際にベースボールグリップで

結果を出している選手たちです。

 

つまり、

「ベースボールグリップは初心者がやるもの」

と決めつけられないと思うのです。

オーバーラッピングやインターロッキングは、

右手小指が左手に乗ることで

両手の“一体感”が感じやすい

というメリットがあります。

 

ただ、これはあくまで

「〇〇しやすい」

というレベルの話。

 

すべてのゴルファーにとって、

絶対にオーバーラッピングが最適、

とは言い切れません。

 

実際、ベースボールグリップの方が

・スイング軌道が安定した人

・インパクトが強くなった人

・調子が良くなった人

も 見てきました。

 

なので

グリップに正解があるとすれば、

それはクラブを持って

右回りがスムーズにできるのが

良いグリップだと考えてます。

 


スイング中、クラブを引くと

必ず右回りになりますからね

 

それがスムーズにできるグリップが

あなたにとっての

「正しいグリップ」「飛ぶグリップ」

だと考えています。

 

ベースボールグリップも、

あくまで選択肢のひとつとして、

試してみてもいいかもしれませんね。

お問い合わせ

お問い合わせは下記のフォームより
宜しくお願いいたします。

”お問い合わせ”

プロフィール

purof.jpg

小岡 洋天(こおか ひろたか)

詳しいプロフィール
  1. 2025.05.11

    グリップ迷子必見! 飛ぶ握り方とは 649

  2. 2025.05.04

    カラダ使わず飛距離アップ? “クラブを信じること”でスイ…

  3. 2025.04.27

    飛距離が伸びない人の共通点は“回そうとしすぎ”だった 6…

  4. 2025.04.20

    なぜシニアが若手に引けを取らなかったのか?2025年マス…

  5. 2025.04.14

    これだからゴルフはおもしろい 645