こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
先日、体験に来られた方が、
こんな悩みを話してくれました。
「プロに“◯◯◯”って言われたんですけど、どうしてもできなくて…」
実はこの“プロの何気ない一言”が、
多くのアマチュアを迷子にさせてしまう原因でもあります。
今回は、
なぜアマチュアが
プロのアドバイスを聞いてもうまくいかないのか、
その理由と、どうすれば本質的に上達できるかを
わかりやすく解説していきます。
プロは“クラブありき”の動きを無意識にやっている
プロや上級者は、
幼いころからクラブを握り、
クラブの重さや遠心力を活かすことが
「当たり前」の状態で育っています。
たとえば、
・クラブが振り子のように自然に動く感覚
・遠心力を利用して飛ばす手の感覚
・クラブ振り子の“周期”を壊さない微妙な手元の扱い
こういった“クラブを活かす感覚”を、
意識することなく手の中に染み込ませてきています。
つまり、
「手をどう使えばクラブが走るか」を、
逆に説明できないほど
自然にできてしまっているんです。
例えるなら、
「箸の使い方を外国人に説明しろ」
と言われて戸惑う日本人のようなものです。
アマチュアは「力技」でクラブを振れてしまう
一方で、多くのアマチュアゴルファーは、
大人になってからゴルフを始めています。
体の筋力もある程度あるため、
クラブを“力で振る”ことができてしまうのです。
すると、
・遠心力を“活かす”のではなく、“吸収”してしまう
・クラブが自然に動く感覚を味わえず、常に「自分の力」でスイングしようとする
・無意識のうちに、クラブの振り子周期を壊してしまう
という状態に。
この「力で振る」スイングは、
ある程度のレベルまでは通用しますが、
壁にぶつかったときに成長が止まります。
プロのようなスイングをするには“手の教育”が必要
このギャップを埋めるカギが、
「手の教育」です。
プロが無意識にやっていることを、
大人から始めたゴルファーが
ゼロから学ぶには、
✅ クラブの動きを感じ取る、手の感覚を磨く
✅ クラブを“振る”ではなく“投げる”意識
✅ 「合わせるインパクト」から「叩くインパクト」への変換
こういった要素を、
意識的に脳や手に覚えさせるプロセスが
必要となります。
たとえば、
私のレッスンではこんなドリルをしています。
・クラブを逆さに持ってインパクトバックを叩く(脳から「叩く動き」のアプローチ)
・クラブで“振り子の周期”を感じながら連続素振り(手からのアプローチ)
など。
こうしたアプローチを通じて、
クラブの自然な振り子周期を作り、
手がそれを邪魔しない状態を作っていきます。
まとめ
プロのアドバイスの多くは、
“クラブを活かすことが出来る前提”の
世界から発せられた言葉が多いです。
そこには、
「力を抜け」
「クラブを走らせろ」
「手を使うな」といった
一見シンプルな表現が並びますが、
その奥には、
“無意識の高度な感覚”が詰まっています。
大人から始めたゴルファーが
それを理解し、
自分のものにするには
手の使い方、クラブとの関係性を
ゼロから学び直す必要があります。
そして、
この感覚を少しずつ身につけていくことで、
あなたのスイングは、驚くほど効率的に、
速く、そして飛ぶようになります。
体験レッスンでは、実際に
「クラブが喜ぶ動き」を
体感していただけます。
力を入れても飛ばない原因、
手の感覚が変わることで一気にクラブが走る感覚
その違いを、ぜひあなたの体で感じてみてください。