飛ばしの仕組みを“プロの現場”で学んだ日 654

こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

先日、

兵庫で開催された

「サントリーレディスオープン」

に行ってきました。

 

今回は、その中で

特に目を奪われた2人の選手について

ご紹介します。

1人は、

ドライビングディスタンスが

260yd近い飛距離を叩き出すルーキー、

入谷響(いりや ひびき)選手。

 

もう1人は、

男子顔負けのスイングを披露する

高校生アマチュア、

後藤あい選手です。

 

飛ばすための“原理原則”を、

彼女たちのスイングから再確認できました。

 

小柄でも豪快!入谷響プロ


入谷プロは、

昨年プロテストに合格したばかりのルーキー。

そのスイングには迫力があり、

なんとドライビングディスタンスは260ヤード近く。

 

観る前は、

もっと大柄な選手を想像していたのですが、

実際に見ると意外と小柄な印象を受けました。

 

スイングは体全体を大きく使っていて、

クラブ以上に体で振っている印象。

 

一方で、クラブの引き方はとても丁寧で、

軌道がしっかりコントロールされていました。

 

やはりプロのスイングは、

クラブを“引く”動作の質が抜群です。

 

その点に気づかせてくれる、

とても良いスイングでした。

 

男子顔負け!16歳アマチュア・後藤あい選手


そして同じ組でプレーしていたのが、

16歳のアマチュア・後藤あい選手。

入谷プロとティーショットの飛距離がほぼ同じで、

ホールによってはオーバードライブする場面もあり、

正直、驚きました。

 

とにかく目を引いたのが、

テイクバックの速さ。

 

一瞬でトップに持っていくような動作で、

まるで男子プロのような力強さ。

 

その“切り返しの鋭さ”が

飛距離につながっている印象でした。

 

身長は167cmと恵まれた体格で、

初速はなんと70m/sを超えてくる。

しかもまだ高校2年生。

 

粗削りな部分もあると思いますが、

すでにプロと遜色ない雰囲気をか持ち出してます。

 

これからの成長が本当に楽しみな選手の一人です。

 

飛ばす選手の共通点は「クラブを引けていること」


入谷選手も後藤選手も、

テイクバックが速い

という共通点がありました。

 

そしてもう一つ共通していたのが、

クラブを正しく引けている」こと。

 

体の強さやスイングスピードはもちろん重要ですが、

それを支えているのは、クラブの扱い方です。

 

私は普段、

アマチュアゴルファーの方の指導をしていますが、

飛距離が出ない原因の多くは、

クラブを“押して”しまっていることにあります。

 

対して飛ばせる人は、まず引けている。

 

今回の観戦でも、

あらためてその重要性を感じました。

 

まとめ:飛ばすヒントは、現場にある


プロの現場には、

映像や雑誌では分からない情報が

たくさん詰まっています。

 

体格、構え、テンポ、音、空気感──。

 

それら全てがスイングを作っているのだと、

現場で観て改めて実感。

 

そして、今回の観戦を通して感じたこと。

飛ばしは、仕組みと技術で誰でも伸ばせる。

 

しかし、そこから更に飛ばそうと思うと

最後にはフィジカルになってくるなと。

 

この学びを、これからも

トレーニングや発信を通して

伝えていきたいと思います。

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