体を使っているのに飛ばない…原因は“手の使い方”にある 655

こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

これまでに

体を使っているつもりなのに、飛距離が伸びない

というご相談を、

数えきれないほど受けてきました。

 

実際に体幹トレーニングや

下半身強化を続けていても、

なかなか飛距離に結びつかない方が多いです。

 

今回は、その原因のひとつとなる

手の使い方

について掘り下げていきます。

「体を使う=飛ぶ」とは限らない


近年、ゴルフ雑誌やYouTubeなどで

体を使って振るべきだ

という情報があふれています。

 

ですが──

「体を使っているつもり」になっているだけで、

実際にはクラブを正しく使えていないケース

非常に多いのです。

 

たとえば、

いくら下半身をしっかり使っていても、

クラブが正しく使えていなければ

そのパワーはクラブに伝わりません。

 

飛ばない人の共通点は「体意識」


私が現場で見てきた限り、

飛ばないゴルファーには

以下のような共通点があります。

 

・切り返しの時に腕が体幹からズレている

・インパクトで手元が先行しすぎてフェースが開く

・「体で振ろう」という意識が強すぎてクラブの動きが鈍くなっている

 

つまり、

「体で打つ」意識が強くなりすぎたことで

クラブとの“対話”が途切れてしまっているのです。

 

ここで言う「対話」とは、

クラブがどう動きたがっているかを

感じ取ることを意味します。

飛ばす人の手元は“柔らかい”


一方で、飛ばす人の手元は、

クラブの動きを妨げない柔らかさがあります。

 

・手の中でクラブの重さを感じている

・クラブを押すのではなく、“引いている”

・手首を柔らかく使っている

 

ここに共通しているのは、

クラブを支配しようとしていない

ということ。

 

クラブの自然な動きに任せながら、

ちょうどよく後押ししている──

そんな絶妙なバランスです。

 

トレーニングよりも「クラブ意識」が先


私はトレーナーという立場ですが、

声を大にして伝えたいことがあります。

 

どれだけ体を鍛えても、

クラブ本来の効率的な動きを

阻害していれば意味がありません。

 

まずは

クラブの動きを引き出す感覚を養う

 

その上で

それを支えられる体の土台を作る

 

この順番を間違えてしまうと、

どれだけ努力しても空回りしてしまうのです。

まとめ:クラブを感じることから始めよう


飛ばしたいなら、まずは

「クラブを感じる」ことから始めてください。

 

・重心がどこにあるか

・インパクトに向かってどう動こうとしているか

 

これを意識しながら素振りをするだけでも、

スイングは驚くほど変わっていきます。

 

「体を使っているのに飛ばない…」

と感じている方は、

今日からクラブとの対話を始めてみてください。

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