筋トレの罠 219

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。

 

 

パフォーマンス目的で筋トレをおこなうとき、

どこの筋肉に効いているのかを意識することはとても重要です。

 

しかし、筋肉に“効かせる”ことに意識が行き過ぎると逆に動きが硬くなる場合もあります。

 

とくにスクワットや腕立て伏せなど、複合的に多くの関節を同時に動かす種目、

またゴルフの動きに近い種目になると “効かせすぎる” ことが動きを硬くさせる原因にもなってしまいます。

 

もちろんトレーニング初期段階でフォームや、使いたい筋肉を意識するために “効かせる” 段階は必要です。

ただずっと効かせるトレーニングを続けると筋肉が硬くなり、疲労しやすい筋肉にもなりかねません。

それは“効かせる”という言葉には筋肉に “緊張” という反応が起こりやすいからです。

 

効かせる=筋肉の緊張

 

これ、覚えておいて下さいね。

 

効かせる筋肉

実際に

「お尻の筋肉を効かせながらスクワットしてください。」

「お尻の筋肉で床を押しながらスクワットしてください。」

と言われるのではスクワットのときの感覚が違うはずです。

 

もしその場で できるならやってみてください。

 

どうですか?

 

前者の方が効くことは効くけど疲れやすくなかったですか?

後者の方が楽にスクワットができるのではないでしょうか。

もちろん、筋肉を大きくすることが目的なら前者でも問題ありません。

しかし、競技力向上なら後者のやり方でおこなった方がパフォーマンス能力は上がります。

特にゴルフなど筋肉の緊張が結果に大きく左右するスポーツでは後者のやり方がとても重要。

 

このように受け取る言葉やあなたが認識することによってあなたのカラダの動き(反応)は全く変わってきます。

 

同じトレーニング種目や一見同じに見えるフォームでも、

意識を変えるだけでその後の結果は全く違ったものになるのです。

 

もしあなたの目的がパフォーマンス向上で、今まで効かせる筋トレをしていたのであれば、意識を変えるだけで結果が変わる可能性があるということです。

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