ゴルフ界の伝説、宮本留吉から学ぶグリップから人生哲学まで 599

こんにちは

最近、日本ゴルフ界の偉人たちの本に

ハマっている 小岡 です。

 

 

先日は宮本留吉氏の

「ゴルフ一筋」という本を読みました。


留吉さんというと

戦前のプロゴルフ界をリードし続けた

伝説のプロゴルファーです。

 

日本オープン6回、

日本プロ2回、関西プロ3回、

関西オープン3回の優勝を記録。

 

アメリカに遠征した際は

救世ボビージョーンズとのマッチプレーで

非公式ではあるものの勝利しています。

 

また、あまり知られていませんが

スタンド付きのゴルフバックを

最初に開発した人でもあります。


そんな多々に渡る

伝説を残している留吉さん、

この本を読んで

印象的だったことがあります。

 

それが留吉さんのグリップ。

 

基本的に留吉さんは

フックグリップだったのですが、

特徴的だったのは

左手の親指を中指の上に置く形にし、
(ベースボールグリップのように)

親指が使えない状態にしています。

 

このグリップは現在のタイガーと並び

PGAツアー最多優勝数82を誇った

サム・スリードと同じです。


このグリップにすることで

切り返しから強制的(物理的)に

「グリップエンドを引く」

ことしか 出来なくなります。

 

私自身も最近このグリップにしてますが、

これがかなりいい。

 

最初は

クラブをしっかりに握れる感覚がないので

違和感を感じやすいですが、

意外と方向性が良く、

そんなに力を入れなくても

ヘッドが走りやすくなります。

 

余計なことをしなければ

クラブは自然といい動きをしてくれるんだな、、

と 感じさせてくれるグリップです。

 

この「サムスニード&留吉グリップ」

ドリルとしてやってみるのも効果的なので

ぜひ試してみてください。


最後にこの本で何度か出てくる

“忠告”のような言葉がありましたのでご紹介します。

 

それが

「自分で “年をとった” と思うのが一番いけない」

ということ。

 

これは戦争で5年ほどクラブを握らず、

その後もコースに出る機会が少なかった中でも

一応の成績を残すことができた留吉さん。

 

こうしたことから、

十分に練習やトレーニングをやっていれば

50歳くらいになっても十分プロとして

やっていけたのではないかと思ったそうです。

 

おそらく

「もう年だから…」

「この年齢ではもう…」

という“想い”が良くなかったことを

感覚的に分かっていたのだと思います。

 

病は気からと言われますが

昔の先人たちは

“思い込み”が健康や結果に左右されることを

どこか分かっていたかもしれませんね。

 

そのためにも自分で

“ストッパーを掛けている思い込み”

が 入っていないか

日々の日記などで自分の考えを書き留めると

見えてくるかもしれませんね。

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