『一隅を照らす。これ則ち国宝なり』 389

こんにちは

 

小岡 洋天(こおか ひろたか)です。

 

 

『一隅を照らす。これ則ち国宝なり』

 


この言葉は比叡山を開いた最澄が書物に残した言葉です。

 

それぞれの人が自分の置かれた場所で

全力を尽くすことによって、

一隅を照らし、

それが社会全体に明るく広がっていく。

それこそが国の宝だということです。

 

この言葉を知ったのが

銀座で一番だと言われている

高級クラブのオーナーママ、

雨宮由未子さんの書いた本

『寄り添う〜銀座「クラブ麻衣子」四十年の証〜』

から知りました。

 

私自身、クラブという所に行くことがないため

今でもなんでこの本を選んだのかと不思議な感じです。

ただ本屋でなんとなく気になって選んだのがこの本でした。

 

読んでみて驚いたのが

雨宮さんの想いが書かれているのはほんの一部で

8割以上が「クラブ麻衣子」に来られているお客さんの“声”でした。

 

その中には大手会社の社長、作家、歌舞伎俳優、大学教授、芸能人など

世間一般的に知られている有名人ばかりです。

 

そこには私が思い描いていた

お酒を飲んで酔っぱらうだけの「クラブ」ではなく、

社交場、自分を成長させてくれる場になっているということでした。

 

何よりもお客様の“声”から

雨宮さんの人間性の凄さが伝わってきます。

本当の意味でお客様に寄り添うことができている人だと感じました。

 

(話が脱線しそうなのでここで話を戻します)

 

さて『一隅を照らす。それ則ち国宝なり』

と言う言葉、

これは私の仕事に対する視野を広げてくれた言葉でもあります。

 

お客様に“飛距離アップ”という結果を出して頂くことは当然のこと、

結果を出したその先にお客様、そしてその周りにどんな良い循環が生まれるかを考えるきっかけとなりました。

 

飛距離アップというのは結果であります。

トレーニングをしていく過程で

カラダが良い方向へ変化し、飛距離が変わるからです。

 

ただカラダが良い方向に変わるということは、

根本的にカラダが健康になるということです。

 

お客様の中には飛距離アップ以上に

カラダが健康になって喜ばれた方が多くいらっしゃいます。

 

健康診断の数値的に

いつ糖尿病、リュウマチ、心筋梗塞になっても

おかしくない方もいらっしゃいましたが

今ではそれを予防する薬もいらなくなったと

嬉しいご報告をいただきました。

 

そうすることでご家族も安心できます。

 

私自身も父が心筋梗塞で倒れたときに

家族がどれだけ心配するのかを身をもって体験しています。

 

とくにトレーニングに来られるお客様は仕事柄、

責任の重たい立場の方ばかりです。

そういった自分だけのカラダではない以上、

トレーニングにより健康体になることで

家族、その周りを安心してもらうことができると考えています。

そしてそれが結果的に社会にも良い循環が生まれるのだと思います。

 

 

再度『寄り添う』を読んでそんなことを考えていました。

 

 

それでは、失礼します。

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