こんにちは
小岡 洋天(こおか ひろたか)です。
トレーニングをする上で
足裏の重心は最も重要です。
それは立った状態でトレーニングをする場合、
下半身が安定していないと
カラダの軸がブレてしまい
効率的にパワーが発揮されないからです。
そのためトレーニングをしている時は
かならず足裏の重心をチェックし、
本来の効率的な動きに戻します。
その後は骨盤の位置、角度、背骨のバランス、
頭の位置が整っているかチェックしますが、
だいたいが足裏の重心が安定すると
その上に乗っている骨は整います。
そのため立っている時の足裏の重心は
きわめて重要なのです。
では安定する足裏の重心はどこなのかというと
内くるぶしの下、
土踏まずのあたりになります。
そうすると足裏全体に体重が均等に乗る感覚があります。
最初はその位置に体重を乗せる意識で立って
トレーニングをするのがいいです。
しかし実施している本人の意識と
実際の重心の位置がズレてしまうときがあります。
その場合、スクワットをしてもらうと
足裏の重心のクセが顕著に現れます。
このときに足裏全体に体重を乗せるために
あえて母趾球(親指の近く)に体重を乗せる意識をしてもらうこともあります。
それはその人にとって母趾球を意識することが
足裏の安定に繋がる重心に収まるからです。
これが“感覚”と“実際の動き”の誤差です。
*全員にこの誤差はあります。
このように人により身体の感覚は違います。
科学的なデータによりどのような重心の位置や動きがいいかはわかります。
しかし、その重心や動きを再現するための感覚は十人十色なのです。
そして、その感覚をすり合わせることがトレーニングでは重要です。
理想の動きから逆算し、
あなたにとってどの感覚が
理想の動きに結びつくのかをすり合わせなければいけません。
そのためにあなただけの正解を作り出すことが必要なのです。
あなたは結果が出ていないのにがむしゃらにトレーニングをしていませんか?
結果はウソをつきません。
結果が出ていないなら必ずそこには原因があります。
その原因を追求、確認、改善し、
このプロセスをくり返すことが
一番の近道になるのです。
それでは、失礼します。