こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナー 小岡洋天 です。

 

 

ゴルフの世界では、

トッププレイヤーたちが示す驚異的な飛距離は

卓越した技術と強靭なフィジカルから

生み出されていることはよく知られています。

 

しかし、心理的状態が

プレイに与える影響も計り知れません。

 

なので、彼らの強力なメンタルが、

その成功の鍵を握っているとも考えられます。

 

しかし、どうすれば

こんな強い心を育てられるのでしょうか？

 

ここで興味深い2つの心理的現象、

『プラセボ効果』と『ノセボ効果』に

注目したいと思います。

 

プラセボ効果 は

聞いたこともある方も多いかもしれません。

 

新薬の試験では

本物の薬と偽物の薬（プラセボ）が

被験者に投与されます。

 

その結果、

何の薬効成分も含まない偽物の薬を飲んで

症状が改善することがある為、

心理的影響などで自然治癒力が

高まるとされています。

 

要するに「信じる力」が

肉体的なパフォーマンスを向上させる

という現象です。

 

これをゴルフの世界で見ていくと、

新しいドライバーが飛距離アップに貢献すると信じれば、

実際にボールは遠くへ飛ぶかもしれません。

 

また

得意なホールだと思ってティーショットすると

何故かナイスショットをする確率が

高まることもあります。

 

これは、

自信という心の力がリラックスを促し、

筋肉の動きを最適化するからだとも

考えられます。

 

ちなみの以前に書いた記事で

コリン・モリカワが言っていた

「自分を信じる力」も

こういったプラセボ効果の重要性を

示しているのかもしれません↓

 

一方、ノセボ効果はその逆で、

上記の試験でいうなら、

偽薬を飲んで副作用が出るという話。

 

薬を飲んだら副作用がでると言う

ネガティブな「思い込み」がカラダに

悪影響を与えることを

多くの実験でも証明されています。

 

「病は気から」「信じる者は救われる」

という言葉は

あながち嘘ではないのかもしれませんね。

 

なので

もし「このホールは苦手だ」と信じてしまえば、

その思い込みがストレスを生み、

スイングに悪影響を及ぼす可能性があります。

 

ゴルフにおいて飛距離を伸ばすためには、

技術や体力だけでなく、

自分の能力を信じる心の強さも

同様に重要なんですね。

ではどうすれば

自分にとっての良い自信がつくのでしょうか？

 

ただ思い込めば良いと考えることができれば

それはそれで上手くいくかもしれません。

 

しかし、実際に思い込もうとしても

どうしてもポジティブに

捉えられないこともあります。

 

そういった方には

無理にポジティブにならずに

あなたにとっての小さい成功体験を積み重ねること

をお勧めします。

 

あくまでも

“小さい”というのが味噌ですからね。

 

人間の脳は大きな変化を好まないため

自分の思考を変えるためには

小さな変化を少しずつ積み重ねていくことが

とても大切です。

 

つまり

小さな進歩と小さな変化を感じられるような

練習やトレーニングをすること。

 

そしてその中で少しでも良いので

あなたにとっての

成功体験を結びつけていくことです。

 

そうすることで

プラセボ効果が最大限発揮され

ポジティブな結果を引き出し、

ノセボ効果の罠にハマらないようになります。

 

私たちの心は、

ゴルフスイングに想像以上の影響を

及ぼしているんですね。

トレーニングでも

プラセボ効果を正しく理解し活用することで、

あなたもゴルフで新たな飛距離の境地を

開くことができます。

 

またノセボ効果には気をつけて、

ネガティブな思い込みが

パフォーマンスに及ぼす影響を

最小限に抑えましょう。

 

あなたの思考が、

次なるベストスコアへの鍵を握っています。