こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
ゴルフを始めた頃、
スイングを習おうとすると、
多くのレッスンで
「体をこう動かせ」
と言われませんでしたか?
実際、
私も大人になってからゴルフを始め、
スイングを体の動きで覚えようと
していました。
しかし、
結果はまったく上達せず…
飛距離も伸びないし、
スイングもぎこちないまま。
「体をこう動かせばいいと言われたのに、どうしてうまくいかないのか?」
そんな疑問を抱えながら
試行錯誤する中で、
あることに気づきました。
クラブを正しく使えていないと、
どんなに体の動きを変えようとしても
あまり意味がないということ。
このことを説明するのにピッタリな例が、
「自転車の学習」です。
一見ゴルフとは関係なさそうに思えますが、
実は驚くほど似ています。
自転車とゴルフスイングの共通点とは?
子どもの頃に
自転車に乗れるようになった人は、
ほとんど意識せずにバランスを取って
走れますよね。
一方、大人になってから
自転車を覚えようとした人は
すぐにうまく乗れません。
この違いは何でしょうか?
それは、意識の違い です。
・子どもは無意識にバランスを取りながら自転車を乗れるようになります。
・大人は「体をこう動かせばバランスが取れるはず」と考えすぎてしまう。
つまり、
子どもは「自転車の動き」
に合わせて体を適応させますが、
大人は「体の動き」
で自転車をコントロールしようとして、
バランスを崩してしまうのです。
これと全く同じことが、
ゴルフスイングにも言えます。
ゴルフスイングも「クラブを感じる」ことが先!
子どもの頃からゴルフをしていた
多くのプロは、
クラブの遠心力を活かして
スイングすることを
無意識のうちに学んでいます。
だから、体をそこまで意識しなくても、
自然にスムーズなスイングができる。
しかし、多くのアマチュアは
大人になってからゴルフを始めたため、
クラブの動きを感じる前に
「体の動きをコントロールしよう」
としてしまうのです。
その結果、
☑︎無駄な力が入り、ぎこちないスイングになる
☑︎クラブの遠心力を活かせず、ヘッドスピードが出ない
☑︎どれだけ体の動きを変えるようとしてもスイングが変わらない
という悪循環が起こってしまいます。
クラブ意識ができて初めて、フィジカルが活きる
ここで誤解しないでほしいのは、
フィジカルが重要で ないわけではない ということ。
むしろ、フィジカルは
クラブを効率よく使えるようになってから、
さらに飛距離を伸ばすために必要です。
例えば、
自転車に乗れるようになった後に、
フィジカルを強化すると
速く走れるようになりますよね。
ゴルフも
クラブを効率的に使えるようになった後に、
フィジカルを強化すると
さらに飛距離が伸びます。
つまり、
クラブの効率的な動きが出来ないまま、
フィジカルを鍛えてもあまり意味がない
ということで、
クラブの動き × フィジカル = 飛距離
となります。
クラブ意識を身につけるには?
では、どうすれば
クラブ意識を高めて
効率的な動きを促せるのでしょうか?
私が生徒さんに指導する際に
取り入れているのは、
主に以下のような方法です。
1. クラブの重さを感じる振り子素振り
普通の素振りではなく、
クラブの振り子の周期や
遠心力を感じながら振ることが重要。
ポイントは、
体で振るのではなく、
クラブの「動き」に身を任せること。
2. ボールを打たずにインパクトバックを叩く
ボールを打とうとすると、
どうしても「当てる」意識が強くなり
アーリーリリースが発生しやすいです。
まずは、ボールを打たずに
インパクトバックを活用して
「叩く」意識を植え付けましょう。
そうするとタメが作れるようになります↓
3. 「体を動かす」のではなく「クラブを動かす」意識を持つ
スイング中、
「体の動きを意識する」のではなく、
クラブがどう動いているかを
意識することが重要。
例えば、体は動かさず、
クラブが動く感覚だけを感じながら
スイングするだけでも、
意識が変わります。
*おすすめ動画はこちら↓
まとめ:自転車とゴルフは学習過程が同じ、まず「感じる」ことが大事!
・自転車もゴルフも、「道具の動きを感じること」 が先。
・体の動きを意識しすぎると、ぎこちないスイングになる。
・クラブの遠心力を活かせるようになって、初めてフィジカルが意味を持つ。
・クラブ意識を高めることで、安定した飛距離アップが実現する。
もし、
「体の動きを意識しているのに飛距離が伸びない」
と悩んでいるなら、
まずはクラブの動きを感じることから
始めてみませんか?
今まで
「体をこう動かせ」
「スイングプレーンをこうしろ」
と指導されてきたのに
うまくいかなかったのは、
クラブの動きを感じること が
抜けていたからかもしれません。
私はクラブ意識 × フィジカルの両方を
バランスよく指導することで、
飛距離アップをサポートしています。