こんにちは
小岡 洋天(こおか ひろたか)です。
“木を見て森を見ず”
ということわざがあります。
これは一本一本の木に注意を奪われると
森全体を見れなくなるところから できたことわざです。
実はこれ、トレーニングでは最も大切なことなんですね。
例えば
スウィングのトップからの切り返しで
右手首の回外(外捻り)が重要なことは分かっています。
そのためには肩関節の外旋(外捻り)も重要で
トレーニングではその部分の動きを出していくことが大事になってきます。
ただここで肩関節のトレーニングばかりをして
実際のスウィングでその動きができたとしても
怪我をする確率が高くなります。
これはどういうことかというと
肩、腕の一部分のみを改善したところで
悪い動作を身につけた根本の原因は
他にあることが多いからです。
なぜなら肩の外旋(外捻り)ができないのは
肩甲骨の外転(背骨からの開き)であったり、
肩甲骨の外転の状態とは
背骨の丸み(猫背)だったりします。
そしてもっというとその原因は
骨盤の角度だったり
脚のアライメントだったり
足裏の重心の位置だったりするわけです。
そういったボトルネックを見つけて
カラダ全体を改善していくことが
“森を見る”ことだと考えています。
スウィングはカラダ全体でおこなう動作です。
ならばカラダ全体を見て改善していくことが大事なはずです。
今一度、視点を引いて根本の原因を探ってみましょう。
そうすれば必ずあなたのスウィングは変わるはずです。
それでは失礼します。