こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

 

私がトレーナーとしてこの道に進んでから、

一つの疑問がいつも心に残っています。

 

それは

「“活躍する選手”と“結果の出ない選手”の違いは何なのか？」

ということ。

 

もちろん、

練習やトレーニングの質、

メンタル面の強さなどが

選手の成績に大きな影響を及ぼしていることは

間違いありません。

 

ある一定の所までは

練習やトレーニング量が多ければ多いほど、

技術の向上や結果も出やすいでしょう。

 

しかしながら、同じ時間を練習に費やし、

同じトレーニングを行ったとしても、

結果が大きく異なる選手がいるのも事実です。

 

全てを練習量やトレーニングの質、

または才能だけで説明することは難しいのです。

 

では 活躍する選手と

なかなか結果の出ない選手の違いは何なのか？

 

ここで、私が長年考えた一つの答えは

選手の「問い」の立て方 にありました。

 

活躍する選手は、自己向上のために

日々今の自分にとっての

“ 適切な問い（正しい問い）”

を 自身に問いかけています。

 

「どうしたら本番でスコアを上げることができるのか？」

「どうすれば本番でこのショットを確実に決めることができるのか？」

自己改善のための

具体的な“問い”を冷静に立てる

のです。

 

それに対し、結果の出ない選手の多くは

「なぜ自分はうまくできないのか？」

「なぜ他の選手はうまくできるのか？」

といった自己否定的な問いを立てがちです。

 

人間はおおむね、

自分が思っているような人間になるので、

自己否定した通りの自分を

作り上げてしまいます。

 

また上手くいっている選手や

有名なプロが行っている

練習やトレーニングも真似しがち。

 

本当に大切なのは

上手くいっているプロがやってきた方法を

真似するのではなく、

 

上手くいったプロは

どんな “問い” を立てて

その練習やトレーニングに行き着いたのか

という所を真似してほしいのです。

 

ここが大事であり真似をするのは、

上手くいっている人の“方法”ではなく

その方法に行き着いた“問い”の部分 。

 

例えば、WBCの時に

ソフトバンクの近藤健介選手が大谷選手に

どうやってノーステップ打法に

行き着いたのかといった質問をしました。

 

これはノーステップ打法を真似するのではなく、

そこに行き着いた大谷選手の“問い”を探る質問。

 

これは小さな違いのように見えますが、

実際の影響は計り知れません。

 

良い問い（正しい問い）を立てることで、

選手は本質的な問題に気がつき、

自己改善の方法を見つけ出します。

 

だからこそ、

私たち指導者が一緒に取り組むべきことは、

ただスイングを改善したり、

トレーニング指導をするだけではなく、

自分自身と向き合い “適切な問い”を通じて

自己改善の方法を一緒に探すことです。

 

 

活躍する選手と結果が出ない選手の違い、

それは、選手が考えている

”問い”の差 で決まると考えています。

 

私たちは無意識に自分自身に問いかけることで、

自己を向上させる道を切り開いてきました。

 

適切な問いを立てることは、

スキルの向上と自己認識の鍵です。

 

その問いがあなたのゴルフスキルを

次のレベルへと導いてくれるはずだと

私は考えています。

 

 

今あなたが問いかけている問いは

本当にあなたにとって

正しい問いになっていますか？

 

ニックプライムやトム・カイトを始めとする

多くのメンタルアドバイザーを行なったボブ・ロテラ博士は

自身の著書『私が変わればゴルフが変わる』にこう書いています。

 

“どう考えるかの選択こそが、最終的にすべてを決定する”

 

この「どう考えるかの選択」こそが

“問い” の部分になるのかもしれませんね。