“手に力を入れない”ことによる副作用 452

こんにちは

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。

 

 

「手は使わないように!」

「手に力を入れないように!」

「手はリラックス!」

 

こういったアドバイスは

ゴルフをしている人なら

一度は誰かに言われたことがあるはずです。

 

それは

ティーチングプロといった専門家だけでなく

仕事先の上司や知人などからも

言われたことでしょう。

 

もちろん多くのゴルファーにとって

このアドバイスがプラスに働くことも事実。

 

しかし

この “手に力を入れない”を意識しすぎて

逆に不調になった方もいるのではないでしょうか?

 

今回はこういった

“手に力を入れない”ことによって

もたらされる副作用をピックアップし、

その解決方法を書いていきます。

 

“手に力を入れないこと” によるの副作用

 

“手に力を入れないこと” による副作用。

 

それは手の力を抜きすぎることによって起きる

“グリップのゆるみ” です。

 

ここでいう “グリップのゆるみ” とは

“トップで手首が親指側に倒れすぎる現象”

のこと。

 

いわゆる手首のゆるみによって

オーバースウィングになる現象のことです。

 

そうなるとご想像どおり、

トップでヘッド(クラブ)が垂れてしまうので

切り返しから手とクラブのつなぎ目の

連動性がなくなります。

 

手とクラブの

連動性がなくなるということは

あなたの意思でクラブを

操作できないということ。

 

そうなると当然

球がどこにいくかわからない

ということが起きてしまいます。

 

 

ではなぜ “手に力を入れない” と

手首が親指側に倒れて

ヘッドが垂れてしまうのでしょうか?

 

 

それは左手の

小指、薬指、中指、まで極端に

力を抜いてしまうことが原因になります。

 

実はこの小指、薬指、中指は

手首が親指側に倒れる動きとは

逆の動きに深く関わっています。

 

 

それは

尺側手根伸筋、尺側手根屈筋という筋肉で、

尺側手根伸筋
尺側手根屈筋

この二つが反応することで

手首が親指側に倒れすぎるのを防ぎ、

手とクラブの連動性を保ってくれるのです。

 

しかし、

手を極端にリラックスすると

この二つの筋肉がゆるみすぎて

手とクラブの連動がなくなります。

 

そうなると

シャローがどうとか、頭の位置がどうとか、

という以前の問題になってしまいます。

 

 

良いスウィングというは

身体とクラブが上手く連動して

成り立つものですからね。

 

そのためには

手はできるだけリラックスはするけど

小指、薬指、中指はある程度

しっかり握ること。

 

そうすることで

手首の不必要なゆるみを防いでくれます。

 

それが上手く行くと 極端な例として

笠りつ子 選手のような

ノーコックの動きの感覚になると思います。

 

 

ただし最初は慣れないこともあって

飛距離が落ちることもあります。

 

そこは実際に球を打ちながら

小指、薬指、中指の

力感やタイミングを調整してみてください。 

うまくいくと球が捕まりやすくなります。

 

 

それでは失礼します。

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