50歳からの大逆転劇 414

こんにちは

 

小岡洋天(こおか ひろたか)です。

 

 

29歳でプロ入りしたが、優勝とはほど遠い成績。

 

しかし、

50歳になってシニアツアーでプロ初優勝を果たし、

その後ツアー通算7勝を上げた

無名のプロゴルファーをご存知ですか?

 

 

その方はこちら↓

崎山武志プロです。

(さきやま たけし プロ)

 

私が崎山プロの存在を知ったのが著書

『勝利数ゼロ 無名のプロゴルファーが50歳から大活躍した秘密のレッスン』

を読んだのがきっかけでした。

 

書店で探し物をしている時に偶然に見つけたこの本。

勝てなかった人が勝てるようになるためのヒントがあると思い即購入しました。

 

 

本の内容は身体のケアや練習の方法、考え方などがたくさん書かれています。

しかし、私が一番知りたいのは“勝てない人が勝つ人になった本当理由”です。

そこには“勝つためのマインドセット”が必ずあります。

 

そしてこの本のなかにその重大なヒントが隠されていました。

 

それが

「逃げ」からの脱皮

です。

 

崎山プロは初勝利を果たすまで

“逃げるが勝ち”というマインドセットで闘っていました。

 

OBや池、バンカー、傾斜など、

できるだけイヤな場所を先に見つけて、

そこを避けるゴルフをしていたのです。

 

もちろんそのリスクマネジメントは必要な思考でもあります。

とくにアマチュアにとっては有効に働くこともあるでしょう。

 

しかし、崎山プロにとっては

試合で勝てないボトルネックにもなっていました。

 

そして、そこに気がついたのは

レギュラーツアーで多くの優勝を経験したプロとの練習ラウンド。

 

一流選手の考え方に触れることで

これまでやってきた考え方と

まったく違うことに衝撃を受けたそうです。

 

著書の中ではこう語っています。

「イヤだ、イヤだ」という気持ちを抱えながらプレーしていると、逆のミスが出やすいということを学びました。...(中省略)要はショットのイメージづくりが、私には欠けていたのです。イヤなところを避けるばかりではなくて、「自分がどういう球を打ちたいのか、どんなショットをしたいのか」を明確にする』

 

そして「イヤだと思っている結果」が出たとしても、

次に挽回すればいいと思えることが

勝ちへの好循環を生み出すのではないでしょうか。

それが結果的に優勝通算7勝を飾ったんだと思います。

 

そして、ここから学べることは

失敗がゴルファーを勝てなくするのではなく、

失敗にこだわる心がゴルファーを勝てなくするのだと思います。

 

もちろん取り返しのつかない失敗はダメですが

ほとんどの場合はすぐに挽回できることばかりです。

 

もしあなたが「イヤだ」と感じることがあれば

一度そこに飛び込んでみることも大切かもしれません。

 

そのちょっとした勇気が新しい扉を開けることになります。

 

 

それでは、失礼します。

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