こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
今年の男子ツアーが終わりましたね。
賞金王は今季4勝をあげた
比嘉一貴 選手です。
身長は158cmと小柄ながらも
ドライバーは平均して285yd飛ばし、
トップテン入りは9回
予選敗退が2回のみと
盤石のゴルフを見せてくれました。
ただ2017年にプロ入りを果たした時に
サードQTでスコア誤記による失格となり、
決して順風満帆ではありませんでしたが、
今季は一気に飛躍の年となりました。
もちろん比嘉選手以外にも
新たなルーキーの活躍が目立ちました。
私自身、
今年は男子ツアーの大会に一度観戦行きましたが
男子には男子しかない魅力がありましたね。
今季初優勝を果たした
河本力 選手のドライバーショットは圧巻で、
蝉川 選手の攻撃的なプレーも
観ていてとてもワクワクさせられました。
他にも世界に標準を定めた若手は
どんどんと出てきてます。
今後は男子から
スーパースターが数人出てきて
盛り上がるんじゃないかなと期待してます。
さて今回2022年の男子ツアー
平均スコアトップ50のデータを下に
ストロークと他のスタッツとの
関係性を調べてみました。
そうすると面白い結果が出てきたんですね。
私は女子と同じように
パター、アプローチがスコアとの関係性が
高いのかなと予想してましたが、
データ上そこでは差が
あまり生まれないようです。
順位結果は以下のようになりましたので
ご覧ください↓
*数値は平均ストローク数との相関係数を表してます。1.0に近いほど関係性が高くなります。
7位 サンドセーブ率 0.036
6位 ドライビングディスタンス 0.125
5位 リカバリー率 0.185
4位 フェアウェイキープ率 0.255
3位 平均パット数 0.325
2位 パー5での2オン率 0.380
1位 パーオン率 0.635
以上です。
こうして見ていくと
アプローチやパットよりも圧倒的に
ミドルアイアンやロングアイアン、
フェアウェイウッドの精度が
ストロークに大きく関係してました。
またドライバーの飛距離は0.125と
スコアとの関係性はかなり低いですが、
パー5での2オン率との関係性は
0.798とかなり高いため、
勝負どころでの飛距離は
大きなアドバンテージになりそうです。
*以下の表は他とのスタッツの相関関係を表しています↓
総合的にみると女子よりも
男子の方がトレーニングの重要度が高そうですね。
ドライバー飛距離を伸ばそうと考えるよりも
ゴルフに必要なフィジカルを高めて
アイアンやフェアウェイウッドの
全体飛距離を高める。
そうすると、残り距離が同じでも
番手を落とすことも可能になるので
今まで以上にパーオン率や
パー5での2オン率も高まり、
スコアにも大きく関係してきそうです。
もちろんこれはあくまでもデータ上の話なので
選手にとって上手くいく他のパターンもあります。
なので全体の上手くいくパターンと
個人で上手くいくパターンも観察しながら
冷静に分析していくと
各選手の成功パターンの道筋が
見えてくるかもしれませんね。