こんにちは
小岡洋天(こおか ひろたか)です。
飛距離アップのために
スクワットや片足スクワットなど
いろいろな地面を押すトレーニングが
本などで紹介されています。
しかし多くの場合、
トレーニングの“方法”だけの紹介になり
肝心の“どのように”が示されていないことが多いように感じます。
例えばスクワットを紹介している場合でも
「膝がつま先よりも前に出ないように...」
「背中がまるくならないように...」
といったフォーム(形)の部分だけにとらわれているため、
“スクワット”のためのトレーニングになり
“飛距離アップ”のためのトレーニングにはならないのです。
これはスウィング中に身体がどんな動きをしているのかという部分が
詳細に分かっていないことが原因です。
スウィング中、地面を瞬発的に押す能力が
ヘッドスピードと関係が深いことは
多くの実験で証明されていますが
どのように地面を押しているのかということを
考えてトレーニングをしていかなければ
実際のスウィング動作には結びつかないのです。
もちろん一般的な“正しい”といわれているスクワットでも結果が出せる人もいますが、
多くの場合は“スクワット”のためのトレーニングにとどまってしまいます。
(私が昔そうしていたように...)
では地面を押すトレーニングではどういったことに気をつけなければいけないのか?
これは“おヘソの向き”が重要です。
なぜならスウィング中、アドレスからインパクトまで
おヘソの向きは水平(地面から)よりも下へ向いているからです。
少なからずインパクトまでおヘソは上を向いていませんよね?
これは骨盤の傾きが前傾(前方に傾いていること)であることを示しています。
ということはトレーニングでは
おヘソは水平よりも下へ向いていないといけないのです。
これができていないとインパクトで上半身が伸び上がるスウィングになってしまうのです。
結局地面を押すトレーニングでは
“押す”と同時に“おヘソの下向き”も
意識して実施していかないといけないということです。
おヘソが上を向きやすい人は
そのクセが染み付いているので
スウィングの中ではなかなか修正できません。
そのためにスウィングよりも大きい刺激を
トレーニングの中で与えてあげることが大切になってきます。
そしてその動きができてくると
徐々にスピードを上げてトレーニングをしていくことです。
そうすることでカラダを素早く動かすことができる速筋繊維が刺激され
スピードのある動きができるようになります。
あなたは地面を押す時におヘソの向きを意識していますか?
うまくいけば地面をしっかり捉える感覚があるので試してみて下さい。
それでは、失礼します。