追い込み型トレーニングの弊害 370

こんにちは

 

小岡 洋天(こおか ひろたか)です。

 

 

ウエイトトレーニングといえば

カラダを限界まで追い込んで

筋肉を疲労させながらおこなうイメージがあります。

 

そうすれば“達成感”があり、

いかにも力がついたように感じます。

 

しかし、ことゴルフのトレーニングに関していえば、

このウエイトトレーニングに対するイメージが

まず間違っていることに気がつく必要があります。

 

それはスウィングという動作には

筋肉を疲労させるような緊張をする動きがあってはならないからです。

 

みなさんもお分かりのように

良いスウィングというのは動きに緊張感がなく、

動きがとてもスムーズです。

 

それは各関節の動きがいいからであって

それをカラダ全身の連動につなげることができているからです。

 

しかし、追い込むトレーニングを過度にしすぎた場合、

当然筋肉が疲労するので、動きに正確性がなくなります。

それは脳が動かなくなった筋肉を補うために

他の筋肉の動きで代替えしようとするからです。

 

これを“代償動作”というのですが、

この代償動作によって本来のスムーズな動きを

スムーズじゃない動きに変えてしまっているのです。

 

こうなると“筋肉”は鍛えてはいるけど動きが悪くなる。

このことによってスウィングにも悪影響を及ぼすのです。

 

 

今個人的に「やばい...」と感じているのがイ・ボミ選手です。

 

今季トレーナーを変えて筋力アップを計ったみたいですが、

明らかにスウィングが良かった頃と違います。

 

以前は骨盤と肩の捻転差で

柔らかいスウィングをしていたのですが、

それがカラダの硬さ(?)によって捻転差がなくなってきています。

 

それではタイミングが変わるのは明らかです。

 

間違っても筋トレが悪なのではなく、

正しい“やり方“さえできていれば

結果は必ず変わってくるはずです。

 

 

それでは、失礼します。

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