こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
今季のメジャー最終戦、全英オープン。
優勝は2位に6打差をつけて圧勝したシェーン・ローリーでした。
2009年にツアーでアマチュア優勝を果たして注目を集めましたが、
それから10年、待望の海外メジャー初優勝。
最終日は悪天候の中、
フリートウッドの伸び悩みもあり
+1で粘り勝ち。
そして地元ということもあって
歓声は熱狂ムード。
やっぱりゴルフの試合は
選手ひとりひとりにドラマがあるので
面白いし、感動しますね。
さて熱狂と言えば先日おこなわれた
男子テニス、ウィンブルドンの決勝。( 急にテニスの話 笑 )
フェデラー 対 ジョコビッチ 戦も凄かったです...
4時間57分の激闘。
勝者はジョコビッチに軍配が上がりましたが、
本当に紙一重の差でした。
テニスの動きは
ゴルフと通ずるところがあるので
なにか参考になることはないかと思い
テレビで観ていたのですが、
あまりにも白熱する試合展開に
それどころではありませんでした...
高度なテクニックでジョコビッチを翻弄し
会場を大いに湧かせるフェデラー。
それにたいして
“堅い(堅実な)テニス”を繰り広げて
ミスを誘うジョコビッチ。
プレイスタイルは対照的でしたが
二人とも“自分のフィールド”で
闘っているという印象でした。
だからこそ
接戦した試合展開以上に
自分のプレイスタイルを貫いた姿勢に
大きな感動があったのだと思います。
さて惜しくも敗れたフェデラー、
試合後のコメントでこんなことを言っていました。
『素晴らしい試合だったと思います。とても長くて、中身も濃かったです。最高のテニスができたと思っています。自分のパフォーマンスにも満足していますが、ノバク(ジョコビッチ)も最高です。本当におめでとう』
“自分のパフォーマンスに満足”
この言葉には結果だけでなく、
自分のパフォーマンスにも目標をおいているのが分かります。
そしてそのことの重要性を
アダム・スコットとの対談で語っていました。
↓
“世界一”になって分かったこと
この対談の中で『勝つこと』についての話があり、
そのなかで二人とも共通した気付きがありました。
それが
大きな勝利を手にしたことで
本当は勝利までの過程が幸福であったということ
に気付いたこと。
これは
大きな勝利を手にしても
その幸福感は思った程
持続しなかったと言うのです。
もちろん勝利の瞬間やその直後は
大きな喜び、幸福を感じますが
それがずっと続く訳ではないということです。
そしてそれ以上に
それまでの努力だったり
それまでの試行錯誤が
本当は楽しいことなんだったと気付いたそうです。
*イメージトレーニングでは目標が達成されている姿をイメージするよりも、目標に向かって努力している姿をイメージした方がいいこともわかっています。
もちろんこの境地は
世界一にならないと
分からないことかもしれません。
(シェーン・ローリーは今まさに実感しているのかも)
ただ、人間の根本的な “幸せ” のところは
こういった目標に挑む過程にあるのかもしれません。
ただ 「勝てない…」と
結果ばかりにフォーカスするだけでなく、
勝利以外の小さな目標も設定して
それをクリアしていくことも必要だということです。
そうすることでモチベーションがあがり
目の前の課題により楽しく取り組めるようになります。
そして、
その課題を一つ一つクリアしていくたびに
“勝利”という副産物は
あなたに近づいてくるはずです。
それでは、失礼します。