こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
有名なティーチングプロに習って
ビフォーアフターがすごい変わって、
「よし!これで変わった!!」
「飛距離が伸びた!」
と思ってしばらく練習しても、
ラウンドに行ったら元に戻ってる…
ということはないでしょうか?
実はこの話、
私自身の実体験なんですね。
手を使わず
体幹や下半身を使うようにと言われたり
テイクバックやトップの位置を変えて
その場では良くなったとしても
少し経つと元に戻っている、、
というはよくある事でした。
ではなぜ
レッスンを受けて時間が経つと
元に戻ってしまうんでしょうか??
これには
スイングが形成される
根本的な原因を紐解く必要があります。
それが
長年のゴルフ動作の蓄積は
“インパクト感” を起点として
(インパクト時の手の感覚)
作られていることが多いということです。
つまり、下の時計の何時で
ボールを捉えるように記憶しているかで
スイングが作られているということです。
例えば、5時のインパクト感で
記憶している場合は↓
(すくい打ち・ハンドレイトのインパクト)
インパクトで肩や腰を回してしまうと
大きく引っ掛けてしまうため、
フェース面をターゲットに合うように
反射的に肩や腰を回さないようにしています↓
なので、
肩が回っていない、、
腰が回っていない、、
と言われる方の多くは
カラダが回っていないから
5時のインパクトになるのではなく、
(すくい打ち・ハンドレイト)
5時でのインパクト感を脳が記憶しているから
カラダが回らないということです。
逆に
7時(もしくは8時)のインパクト感で
記憶されている場合は↓
(ハンドファースト)
肩や腰を回さないと
フェース面は真っ直ぐにならないので
7時のインパクトに合わして
カラダは “自然” と回っていきます。
なので
テイクバックやトップの位置を直したり
肩や腰を回そうとしても
結局インパクト感が変わらない限りは
元に戻ることになってしまうんですね。
ではこのインパクト感を変えるには
どうすればいいでしょうか??
最も効果的なのは
クラブを持って
インパクトバックなどの大きな的を
おもいっきり「叩く」ことです。
そうすると
自然と手元が前にきて
ヘッドが遅れて当たるような
ハンドファーストのインパクトが
脳に記憶されやすくなります。
そしてそれをした後に
インパクトバックを叩くイメージで、
実際のゴルフボールを打ってみてください。
すると今まで
小さなボールに「合わせる」
5時インパクトだったのが、
大きな的を「叩く」
7時インパクトに変わる可能性が高まります。
もしあなたがレッスンを受けても
直ぐに元に戻ってしまうのなら、
トップの位置や下半身の動きを変えるのではなく
“インパクト感”を変えることで
動きがガラッと変わるかもしれません。
ただし、ゴルフ歴が長く
長年のスイング動作の蓄積が多い方は
少し時間がかかるかもしれません。
しかし、私はゴルフ動作を
自転車の乗り方を覚えるように、
最初は難しく感じるけれど、
練習を重ねることで
自然に身につくようになると考えています。
むしろゴルフ動作の方が
変わりやすいとさえ思っています。
なぜなら大きな的を叩く動きは
すでにあなたの中にあるからです。
プロは「合わせる動き」ではなく、
「叩く動き」をします。
しつこいようですが
これは特別な動きではなく、
あなたの中にあるものです。
そのため
ゴルフスイングは作り上げるものではなく
あなたの中にすでにあるものを
導き出すことだと考えています。
以上が、
レッスンを受けて良くなっても
時間が経つと元に戻ってしまう理由と、
その解決方法でした。
今後の練習やトレーニングにも
役立てていただければ幸いです。