メジャーリーガーから学ぶゴルフ上達の本質 671
こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
メジャーリーグのポストシーズンを見ていて、
印象に残る話を耳にしました。
ある有名なメジャーリーガーが、
子どもたちに向けて
こんなことを語っていたそうです。
「メジャーリーガーになったつもりで不安定な体勢から投げる練習をしてほしい」

日本では「正しい姿勢で」「安定して」
キャッチボールをするよう教えられます。
私自身も小学生の頃、
コーチから徹底的に教わった記憶があります。
けれど、今回のメジャーの選手は
“あえて”不安定な状態で投げる練習
を勧めている。
この違いには、
非常に深い意味があると感じました。
なぜ、彼らは不安定な体勢での練習をすすめるのでしょうか?
私はそれを
手の感覚を高めるため
だと考えています。
体が安定していないと、
体全体の力をうまく使えません。
その分、自然と“手の中の感覚”に
頼らざるを得なくなります。
ボールをコントロールするには、
指先や手首のスナップを効かせるしかない。
その状況が、
結果的にスナップ感覚や
ボールを操る微妙な感覚を育てるのです。

これはゴルフにもそのまま当てはまります。
私はゴルフのスイングにおいても、
手の中の感覚が
9割以上を占めていると考えています。
だからこそ、
あえて体を使いすぎずに
“クラブを感じる”ための練習が欠かせません。
たとえば、次のような練習です。
・足幅をいつもの2倍に広げて打つ
・椅子に座ったまま打つ
・片足重心でスイングする
・不安定な傾斜で打つ
こうした“不安定な状態”では、
体を大きく使うことができません。
その結果、
クラブを振り子のように扱わなければ
ボールに当たりません。
つまり、
手の中でクラブを感じ取る力が
自然と育つのです。
安定した姿勢での練習ももちろん大切です。
しかし、不安定さの中で磨かれる「感覚」は、
安定の中では得られづらい貴重なものです。
まとめ
メジャーリーガーが子どもたちに伝えたかったのは、
「上手く見せるフォーム」よりも
「感じ取る力」の大切さだと思います。
ゴルフも同じ。
“完璧なスイング”を目指すより、
クラブを通してヘッドの動きを
感じ取ることが大事です。
ぜひ次の練習では、
あえて不安定な姿勢でボールを
打ってみてください。
その中でしか得られない、
「手の中の真の感覚」が
きっと見えてくるはずです。
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