大阪で活動する
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。
今まで160記事ほど書いてきたわけですが、
今一度飛距離アップについて抑えておくべきことを整理していきましょう。
まず大前提として飛距離アップのためにはヘッドスピードを上げていく必要があります。
*ミート率やスピン量も飛距離アップには重要ですが、この2つはスイングテクニックの要素が大きいのでここではヘッドスピードに絞って説明をさせて頂きます。
そのためにカラダの柔軟性、バランス、筋力(爆発的筋力)の能力を向上させる必要があります。
柔軟性
まず第一に柔軟性。
これはスイングをスムーズに無理なくおこなうことが出来る柔軟性を確保しなくてはいけません。
バックスイングの時にトップまでカラダが楽に捻ることが出来るかが重要で、カラダを捻るということは各関節が回転、前後左右に動くことになります。
ここでどこかの関節に必要な柔軟性がない場合は他の関節がいつも以上に動いてそれを補わなければなりません(代償動作)。
そうすると補った関節は本来の働き以上の役割をしないといけないので動きのパフォーマンスが下がったり、疲労が貯まったりしてしまいます。
私のトレーニングではそういった動きの悪循環が起こらないように必ずゴルフに必要な柔軟運動をして頂きます。
バランス
次にバランス。
ここでのバランスとはスイング中にカラダがブレない軸を作る能力のことです。
一般的にはカラダの筋肉または筋力のバランスと受け取られやすいですが、私の考えとしてブレない軸を作ることによって筋バランスは自然に解消されると考えています。
もちろん人間には利き手や利き足があるように少なからず使いやすい方があって筋バランスが完璧に均等になることはほとんどありません。
しかしカラダのブレない軸を作り出すことによって無駄な動きのロスが最小限におさまり不必要な筋肉がなくなってきます。
するとカラダを効率的に動かすための必要な筋肉が活性化されるので洗練された機能的なカラダが手に入ります。
少し話がそれましたが、ブレない軸を作ることが筋肉のバランスにも良い影響をもたらしてくれて、結果的に飛距離アップにも繋がるということです。
筋力
最後に筋力。
これはパワーや爆発的筋力とも言います。
重たい物を動かしたり持ち上げたりする能力以上に“スピード”を重視します。
スイングの特性からいってトップからインパクトの一瞬の間にどれだけ大きな力を発揮できるかが最も重要で、筋肉の性質上、伸張反射を利用したトレーニングをおこなう必要があります。
これは“反動動作”ともいわれる動きで筋肉を伸ばした状態から力を出した方が短い時間で最も大きな力を生み出すことが出来るからです。
そのためには柔軟性、ブレない軸を作り出す能力をある程度まで伸ばしてからおこなわなければなりません。
この準備段階を踏まえておかないと怪我に繋がるからです。
効果的なトレーニングはそういった怪我をしやすいというデミリットの部分もありますが、一つ一つ段階ごとにトレーニングをすることによって安全にパフォーマンスを最大限まで高めることができます。
以上で飛距離アップのために抑えておくべき3つのことを整理しました。
ただしこれは基礎知識の部分であって実際にカラダを動かしていくと細かい動きや感覚が人それぞれ違います。
その中であなたに合ったトレーニングも大きく変わってきます。
今のあなたの現状を大きな枠組み(カラダの状態、考え方、過去の経験など)から見ていき、そこから飛距離アップを獲得するためにどの方法、順番、頻度がいいのかを逆算していきます。
そこからポイントを絞りトレーニングを進めていきます。
あなたは自分のカラダをどこまで理解していますか?
ただ漠然にカラダが固いから、歳だからと言って諦めていませんか?
もしあなたがゴルフを今以上にレベルアップしたいのであればクラブを変えたり、ティーチングプロに習う以前にカラダを変える必要があります。
結局はゴルフをするのはあなたのカラダです。
そのカラダを変えていくことが今後最も重要で大きな投資になってきます。
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
小岡 洋天