ゴルファーの「本当の仕事」は2つだけ 675
こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
ゴルフ場に行くとよく感じることがあります。
多くのアマチュアは、
「自分がスイングのすべてを動かさないといけない」
と思い込んでいる、ということです。
腕も、肩も、下半身も、トップの形も…
とにかく全部を“自分で操作”しようとしてしまう。
しかし実は、
ゴルファーが本当にやるべき仕事は
とても少ないんです。
ゴルファーの仕事は
「テイクバックの初動」と「切り返し」の
2つだけ
これだけです。
さらに噛み砕くと、
✔ 初動でクラブの遠心力を生ませる
✔ 切り返しでクラブをグリップエンドへ引き続ける
この2つができれば、
あとは クラブが勝手に仕事をしてくれます。
プロが軽く振っても飛ぶのは、
“自分がやる部分”と“任せる部分”の境界が
とても明確だからです。

なぜアマチュアはクラブが仕事をしてくれないのか?
理由はシンプルです。
やる必要のない部分まで、
すべて自分で動かそうとしているから。
・トップの形を自分で作る
・腕でクラブを上げる
・切り返しで押す動作を入れる
・ダウンスイングを体で作りにいく
これらはすべて
クラブの自然な流れを止めてしまう動き です。
本来クラブは、
重さ・長さ・遠心力によって
“勝手に”最適な軌道を描くように設計されています。
そこへ余計な操作が入るほど、
飛距離は伸びにくくなります。
初動の仕事は“クラブの流れを作る”だけ
テイクバックの最初の一瞬で、
クラブの軌道はほとんど決まってしまいます。
必要なのはたったひとつ。
✔ 「クラブがどこに動きたがっているか」を感じて
その第一歩をそっと誘導すること。
プロの初動が静かでスムーズなのは、
この一瞬だけ少し仕事をして、
あとはクラブに任せているからです。
切り返しは“クラブが落ちる方向を邪魔しない”
切り返しはスイングで最も大事なポイント。
ここでやるべきことは、まず
強く振ることでも、体を回すことでもありません。
✔ クラブを「引く」こと。
遠心力が残ったままトップに達したクラブは、
必ず手の中で“引き戻される方向”へ動きたがります。
その動きを感じ取り、邪魔しない。
これが切り返しの本質です。
逆にここで力むと、
クラブが働けなくなり、
振り遅れやスライスにつながります。

それ以外の動きは「クラブについていく」だけでいい
ここがアマチュアが最も勘違いしやすい部分です。
✔ ゴルファーが主役ではない
✔ 主役はクラブ
ダウンスイングも、インパクトも、フォローも
すべては クラブの流れに、
体がついていく動き です。
・クラブを引けば体が回る
・クラブが走れば体重が乗る
・クラブが前に行けばフォローは勝手に出る
この“ついていくスイング”ができると、
力みがスッと消え、
クラブは自然に加速します。
まとめ:クラブを主役にするとスイングは一気にシンプルになる
スイングは複雑に見えますが、
本当にやることは2つだけ。
☆ゴルファーの仕事
-
初動(クラブの流れを作る)
-
切り返し(クラブが落ちる方向を決める)
それ以外は…
クラブについていくだけ。
この意識に変えるだけで、
飛距離、ミート率、安定性が一気に上がります。
「頑張って振る」から
「クラブに振られる」スイングへ。
ぜひ今日の練習で、
“クラブの仕事を邪魔しない”動きを
試してみてください。
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