2025年、飛ばないゴルファーが一番遠回りしていたこと 680
こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
年末になると、
「今年もあまり飛距離が変わらなかったな…」
「スコアも思ったほど良くならなかったな…」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
2025年も、
たくさんのゴルファーのスイングや
体の使い方を見てきました。
その中で、はっきりと感じたことがあります。
それは―
飛ばないゴルファーほど、遠回りする努力をしている
という事実です。
一番多かった“遠回り”とは?
今年一番多く見た遠回りは、これでした。
・下半身を使おうと頑張る
・体を回そうと意識する
いわゆる、体への意識が強すぎることです。
一見、正しそうに聞こえます。
ですが現場では、
これらを一生懸命やっている人ほど、
・タイミングが合わない
・ミート率が下がる
・逆に力が伝わらない
という状態に陥ります。
なぜ体を意識するほど飛ばなくなるのか?
理由はシンプルです。
「形(フォーム)」を作ろうとして、「クラブ」を感じていないから。
下半身の動きも、体の回転も、
本来は“目的”ではありません。
それらはすべて、
インパクトに向かう
クラブの動きの結果として現れるもの
です。
にもかかわらず、
・体の形を直そうとする
・体の動きを作ろうとする
こうしたアプローチを続けると、
クラブの重さや勢いがスイングから消えていきます。
結果として、
「振っているのに当たらない」
「力を入れるほど飛ばない」
という悪循環に入ってしまうのです。
逆に、伸びた人がやめたこと
今年、
飛距離が大きく伸びた人たちには
共通点がありました。
それは、
体を使おうとする意識を一度手放した
ということです。
・体を回そうとしない
・下半身を意識しない
・正しい形を作ろうとしない
その代わりにやったのは、
・クラブの重さを手の中で感じる
・ヘッドが当たる感覚を、インパクトバックを叩くようにイメージする
・クラブ意識のまま、徐々に速く振り、脳のリミッターを外す
たったこれだけです。
すると不思議なことに、
・トップの形が変わり
・体の回り方が整い
・タイミングが合ってくる
という変化が、自然に起こっていきました。
そしてここで、
はじめてフィジカルの重要性が活きてきます。
クラブの動きが整った上での
筋力や柔軟性、瞬発力は、
飛距離や安定感をさらに高めてくれます。
逆に言えば、
クラブの動きが整っていない状態で
いくら体を鍛えても、
その力はうまくボールに伝わりません。
来年、遠回りをやめるために
もしあなたが、
・頑張っているのに飛ばない
・練習やトレーニング量は増えているのに変わらない
そう感じているなら、
来年はぜひこう考えてみてください。
「自分は今、本当に必要なところに時間を使えているか?」
スイングは、
クラブの動きと共に、
インパクトから逆算して整っていくものです。
2026年は、
遠回りの努力をやめて、
本当に必要なところから見直していきましょう。
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