こんにちは
小岡 洋天(こおか ひろたか)です。
最近は
体幹トレーニングが流行って
多くのゴルファーが
体幹を鍛えています。
しかし、
本当にゴルフに必要な
体幹トレーニングに
なっているのでしょうか?
そもそも体幹とは?
そこで今回は
体幹トレーニングについて
少し深く書いてみます。
体幹とは?
まず『体幹』の定義から
おさらいしましょう。
解剖学的には
体幹とは
『四肢(両腕、両脚)、頭部を除く全ての部位』
となっています。
要するに
首や胴体、骨盤の総称ですね。
この部分を体幹と定義されています。
ということは
体幹トレーニング
=お腹周りのトレーニング
だけではないということです。
腹筋だけでなく
首や肩甲骨周りの
トレーニングも
体幹トレーニングに
入るということです。
ではゴルフにとって必要なのは
どんな体幹なのでしょうか?
一言でいうと
クラブの遠心力に耐えられる体幹です。
これは安定したスウィング軌道を
手に入れるために必要な
体幹力になります。
ではどれくらいの遠心力が
スウィング中にかかってくるのでしょうか?
タイガー・ウッズの場合、
ヘッドスピード60だとすると
遠心力は76kgになります。
そうすると
タイガーは少なくとも
76kgの遠心力の負荷が
加わっても崩れない体幹が
必要になるわけです。
ここで崩れないというのは
首から腰、骨盤にかけての
適切なラインが
76kgの負荷がかかっても
崩れないということです。
もちろん
一般のゴルファーは
タイガーのような
ヘッドスピードを
持ち合わせてはいませんから
そこまでの体幹は
必要ありません。
しかし、
少なくとも40kgの
重量に引っ張られても
耐えらる体幹力は必要です。
ここで話をまとめると
ゴルフに必要な体幹とは
クラブの遠心力に耐えられる
体幹であること。
そしてそのためには
少なからず40kgで
引っ張られても
首から腰、骨盤にかけての
ラインが崩れない体幹力が
必要であることです。
*もちろんヘッドスピードやヘッドの重さによって若干、遠心力は変わります。
ではそのために
どんなトレーニングを
おこなう必要があるのか?
それは
デッドリフトという
トレーニングが適していると
考えています。
これは
立って重りを持っている状態から
膝、股関節を曲げて
上半身を前傾させていく
トレーニングです。
*参考動画はこちら↓(とても丁寧に解説してくれてます)
このトレーニングで気をつけるのは
体幹のラインが崩れないことです。
崩れてしまうと
ほとんどの場合
腰が痛くなります。
腰が痛くなるということは
腰を極端に使わないと
体幹が保つことができないということです。
これは腰で体幹を保とうとする
代償動作といわれる誤った動きです。
この動きは悪い癖にも
なりかねないので
必ず専門のトレーナーに
診てもらってください。
効果の高いトレーニングである分
怪我のリスクもありますからね。
ただ正しくポイントを
押さえてデッドリフトをすると
ほとんどの方が
カラダの安定する感覚を
感じられるようになります。
そうするとアドレスの時でも
安定するアドレスを取りやすくなります。
(これは安定する重心位置や姿勢のコツを掴みやすくなるからです)
私の結論からいうと
このデッドリフトさえ
ちゃんと出来ていれば
ゴルフの体幹力は問題ありません。
あとは柔軟性や瞬発力を
遂行して上げていくことです。
最後に
デッドリフトができるようにするために
どのような準備運動をする必要があるのか?
そんな視点で
トレーニングメニューを組むと
ただの腹筋運動でも
活きたトレーニングになってきます。
もしスウィング中、
安定しない
フィニッシュが崩れる
といったことがあるなら
適切に体幹トレーニングが
できていないかもしれません。
もちろん
スウィング技術に
問題があるかもしれませんが
スウィング技術を高めるためにも
体幹力は必要です。
今一度あなたのゴルフのために
あなたの体幹を鍛えていきましょう。
それでは、失礼します。