ゴルフトレーニングとボディメイクトレーニングとの違い 245

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。

 

 

ゴルフ飛距離アップ専門のトレーニングといっても

結局ボディメイクを目的とするトレーニングとでは一体何が違うんだろう??

と疑問に感じたことはありませんか?

 

たしかに、筋トレ自体はどれも同じに見えるし、

内容の違いもよくわからないように感じます。

 

そこで今回は『ゴルフトレーニングとボディメイクトレーニングとの違い』については説明します。

 

 

ゴルフトレーニングとボディメイクトレーニングとの違い

まず結論からいいます。

ゴルフトレーニングとボディメイクトレーニングとの違いは

 

力を入れることにフォーカスするか

力を抜くことにフォーカスするか

ということに尽きます。

 

え!?

力を抜くこと??

トレーニングは力を入れてなんぼでしょ?

と思いますよね。

 

実はゴルフトレーニングが力を抜くことをメインとし、

ボディメイクトレーニングは力を出すことをメインとしています。

 

特にボディメイクトレーニングは極端にすると

ボディビルダーが行うな筋トレになります。

この目的は筋肥大といって筋肉を大きくすることがメインです。

ということは筋肉にどれだけ力を入れ続けることができるかが重要になってきます。

 

逆にゴルフはいかにスイングをスムーズに行うか、

いかにヘッドスピードを上げるかかが必要で、

そこにはどうすれば瞬間的に大きな力を出すことができるか

ということが重要になってきます。

 

そのためには”力を抜くこと”が必須で、

筋肉の性質上、力が入っている状態から力を出すと筋肉はスムーズに動かなくなります。

それは”リキみ”とも言われ、カラダの動きが硬くなることでもあります。

よくスイングでは「リラックスしろ」といわれるのはそのためです。

いつも筋肉に力が入りつづけている状態というのはゴルフにとってマイナスですからね。

 

なので、まずはそうならないために力を抜くこと、リラックスすることです。

 

この力の落差によってカラダはスピーディーかつスムーズに動かすことができます。

 

 

実例(スクワット)

ここで実際のトレーニングではどのように行うかを見ていきましょう。

 

例えばスクワットの場合、

最初はスクワットの形を覚えます。

 

これはケガをしないためです。

リスクの少ないフォームを修得して極力ケガをしないようにします。

(この部分はボディメイクトレーニングと同じです。)

 

それができると足裏の重心の位置、骨盤の傾きを意識します。

これは先ほど説明した“力を抜く”準備段階だと考えて下さい。
*スクワットだと内くるぶしの真下重心。骨盤は少しお尻が出っ尻になるぐらいが良いです。
*この時、骨だけで立つというイメージを持つといいと思います。

この作業でスクワットの初期動作(しゃがむ)で力が抜けやすくなります。

 

この感覚がつかめるようになると

あとは自分のタイミングで力を抜いてしゃがめばいいだけです。
*しゃがんだ時、膝がつま先よりも前に出ていたり、膝とつま先の方向が違っていたら力を正しく抜けていな証拠なのでチェックしてみてください。

 

そうすると自然に正しいスクワットのフォームになります。

そして、この動作ができるようになることでスムーズに地面を押す効率的な動きが身につくのです。

 

いかがでしたか?

今までのスクワットとは感覚が違ってくると思います。

力を入れるトレーニングから力を抜くトレーニングに移行することがスポーツのパフォーマンスには大切になってくるんですね。

 

もちろんスクワットだけでなく他の種目でも応用がききます。

そうすることでカラダをスピーディーかつスムーズに動かすことができるようになります。

 

最後にスクワットのポイントをおさらいしましょう。

①フォームの形を作る。

②骨盤の傾きや足裏の重心を意識して力みのない姿勢を作る。

③力を抜くタイミングを自分のカラダに落とし込む(最初はゆっくり、そして徐々に速く)

④力を入れるのはできるだけ自動操縦(無意識)

 

場合によって①と②の順番は入れ替えたりしますが、

基本的にこの順番で行ってもらうと正しく力を抜く感覚がつかめると思います。

 

試してみて下さい。

 

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