ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。
加圧トレーニングが発明されたのが1966年
当時ボディビルを行っていた佐藤義昭さんが法事の席で足がしびれたことをヒントに開発されました。
過去に藤原紀香さんがハマっていたということで一気に日本中に流行しましたね。
そこを境に多くのプロスポーツ選手から一般の人まで加圧を試すようになりました。
その中でゴルフのために加圧をする人も増えましたが、
本当に加圧はゴルフにとって有効なのかと疑問を持つ人も増えてきているのが実状のようです。
そこで今回はゴルフにとって加圧トレーニングはメリットなのかデミリットなのかを考えていきたいと思います。
加圧トレーニングのメリットとデミリット
まず加圧トレーニングのメリットをいくつかあげてみました。
↓
・成長ホルモンが通常の筋トレよりも約3倍
・軽い重りでも筋肉を成長させることができる
・トレーニング時間が短縮できる
・血流が良くなる など
Googleで「加圧トレーニング メリット」と検索してもこの4つが代表的なメリットになるのではないでしょうか。(ただここではゴルフにとって有効かどうかが重要です)
私自身も加圧を受けたり、加圧のことについて調べたりもしましたが、
結局、加圧の最大の効果は“筋肥大”になります。
*筋肥大というのは筋肉を大きくすること。
もちろん筋肉を大きくすることによってある程度の筋力アップは見込めます。
しかし、腕、脚の付け根に圧をかけている以上、そこには動きを不自然な状態にしてしまうデミリットがあります。
例えば病院で注射を打つ時に血止めをしますよね、
その時に肘を曲げると曲がりにくく感じることはないでしょうか?
あそこまで圧は高くとも少なからずあの状態になっているということです。
ただ、関節に負担をかけずに筋肉を増やすことには有効だと思います。
高齢者、リハビリ患者,トレーニング初心者にはある一定の効果がありそうです。
しかし、そこからさらに パフォーマンス アップ を考えると加圧には限界があります。
あくまでも加圧は筋肥大が目的ですからね。
また血流が良くなるという効果もあるのですが、
今は呼吸法で解決ができます。
深い呼吸をすることによって横隔膜が正常に働き、リンパの流れがよくなりますからね。
すると同時に血流の流れも良くなるということです。
*血流の効果を考えるとヨガやピラティスがお勧め
少し話がそれてしまいましたが、
結局、加圧に向いているは
トレーニング初心者、通常よりも筋肉量が少ない人、リハビリ患者に有効だと考えられます。
そこからある程度筋肉量が増えた時点で、
筋力、動きの質、柔軟性の向上トレーニングに移行することをお勧めします。
もちろんそこからさらに飛距離アップを望むのであれば
下半身のバネを高める瞬発系トレーニングも取り入れてください。
その時は専門家の指導のもとでトレーニングメニューを組んでくださいね。
ケガをしてしまっては元も子もないですから。
あとトレーニングは方法論だけでなく考え方が重要です。
なぜその種目をするのか
その種目で何の結果が得られるかをしっかりと確認しながらおこなってください。
ここがゴルフのためのトレーニングには大切になってきます。