こんにちは
小岡洋天(こおか ひろたか)です。
スウィングの再現性を高めるということは
動きの“精密性” “正確性”を高めるということです。
これはあなたが脳でイメージした動きを
カラダで再現する能力になります。
しかし、ことゴルフに関しては(他のスポーツもそうですが)
自分のカラダを精密、正確に動かすことが難しいのが現状です。
直径約4.3cmのボールに、
高さ約5.6cm、横10cmのフェース面に
当てないといけないわけですから当然といえば当然です。
では自分のカラダを精密、正確に動かすにはどうすればいいのか?
実はそのヒントとなるのが、
あなたが日常的に行なっているある動作にあります。
それが“字を書く”ということです。
人によって字が綺麗、汚いはありますが
ほとんどの人は字をスムーズに書くことができます。
ではなぜ“字”をスムーズに書くことができるのか。
それは“引く動作”で字を書いているからです。
例えば、漢字の『一』を書いてみてください。
これは左側から鉛筆を右側に“引いて”書いています。
逆に右側から鉛筆を左側に“押す”ように『一』を書いてみてください。
....
....
ほとんどの人が『一』をうまく書けないですよね。
このように人間のカラダというのは“引く動き”によって
正確にスムーズに動かすことができるようになっています。
ではこれをスウィングに当てはめるとどうなるのでしょうか。
それはスウィングの切り返しで
クラブを適切に引くことです。
そしてその動きというのが
前回の記事でも解説した、
・左手でフリスビーを狙った方向へ遠くに投げる
という動きになってきます。
*テニス経験者だとバックハンドのイメージの方がしっくりきます。
実際にフリスビーを投げてみたら分かると思いますが
フリスビーを自分の思い通りに投げようとすると
左手は
肩→二の腕→前腕→手
の順番で連動されます。
この感覚が左手でクラブを引く動作と似ているのです。
このようにスウィングというものは
切り返しからの引く動作がメインとなります。
ちなみ“引く”動きをもう少し詳しく説明すると
筋肉が伸ばされた反動を使うということです。
筋肉を動かすには縮めるという動きがイメージされやすいですが、
スウィングに関していえば縮める前に筋肉の“伸び”がポイントになります。
そしてその“伸び”の反動によって正確でスムーズな動きができるのです。
「私はやっているつもりなのに...」
という方の中にも
筋肉が硬いが為にその反動を上手く使えていない人がいます。
トレーニングではそういった“反動”をくわえながら
ゴルフに必要な筋肉を作り上げていきます。
それでは、失礼します。