日本人初のメジャー制覇のカギ 294

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの小岡洋天です。

 

2017年9月9日に陸上男子100mで桐生選手が約19年間ぶりに日本記録を破りました。
私自身も高校まで陸上競技をしていたので、この記録は人一倍嬉しかったです。

 

また“日本人初”“悲願”といえばゴルフ界でも期待されています。

 

そうです。日本人初のメジャー制覇です。

 

今年の全米プロ(2017)では惜しくも松山選手が優勝を逃しましたが、来年以降必ず達成してくれると信じています。

 

ただ一つ気がかりなのが“日本人初のメジャー制覇”という重圧です。

 

これは日本全体が松山選手 “一人” に期待しているので仕方がないと思うのですが、そのことで過剰にプレッシャーを感じているのかもしれません。

 

事実100mの桐生選手に限っては日本人初の9秒台と期待され続けて4年間かかりました。
陸上好きな人から見れば分かると思いますが実力的に2年前には9秒台出してもおかしくない状態です。

 

ではなぜ今回桐生選手は9秒台が出せたのか。
私が考える一番の要因がサニブラウン・ハキーム選手の存在です。

 

今年の日本選手権で急激に成長し、一躍9秒台に一番近い男として名が上がりました。
正直にいうと9秒台を出した桐生選手よりもサニブラウン選手の方が実力は今でも上だと感じています。
それほど彼のポテンシャルは高く、まだまだ記録が伸びる可能性があるわけです。

 

しかし、先に9秒台を出したのは桐生選手です。

そこにはサニブラウン選手の出現によって9秒台の期待が彼に傾いたことです。

 

私はかえってこれがプラスに働いたと考えています。
良い意味で吹っ切れたのだと思います。
“期待”という重圧から解放されることによって桐生選手本来の走りができたのではないでしょうか。

メディアでは今年から始めた“体幹トレーニング”が記録を出した要因だと言われてますが、そこに因果関係はないと考えています。
トレーナーの立場としてどうしてもそこが要因だとは思わないんです。

 

しつこいようですが、2年前にはすでに9秒台を出す実力はありました。

あとは重圧から解放させるように心の状態を作るだけだったかもしれません。
(事実、世界記録保持者のウサイン・ボルト選手は桐生選手に「自分のために走れ」と強くアドバイスを送ってました)

 

私は松山選手にも同じことが言えるのではないかと考えています。

 

松山選手のメジャー制覇のカギは何か

私は一つに松山選手以外の有力な日本人メジャー制覇候補が出てくることだと考えています。
(石川選手の活躍がカギだと思っています)

そのことによって“期待”という重圧から解放されて本来の実力が発揮されるのではないかと考えています。

もちろんその重圧を跳ね退けて優勝をつかみ取ることが一番いいことですが、ただ今回は桐生選手の“結果”を見てそう感じました。

 

もしかしたら少し深読みなのかもしれません

 

ただ心の状態というのは結果に大きく関係してきます。

 

そのために自分は何にプレッシャーを感じやすいのか。
なぜプレッシャーを感じるのか。
その原因を一つ一つ解きほぐしていくことが大切かもしれません。

 

それでは失礼します。

 

 

追伸

ちなみに2人に共通しているのは『末っ子』ということです。
これが2人のメンタルにどういった影響があるのかを考えると解決策が見えてくるかもしれませんね。

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