こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
体幹が弱いとスイングが安定しないから
体幹を鍛えて飛距離を伸ばそう!
というトレーナーはたくさんいます。
*ここでは体幹のことを腹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋)のこととします。
→正確には頭、腕、脚を除いた胴体のことを“体幹”と指しますが分かりやすくするために定義を変えてます。
しかし、
体幹を鍛えれば
本当にスイングが安定し、
飛距離が伸びるのでしょうか??
私は必ずしも
そうではないと考えています。
というのも
スイングをするときに
体幹が使われるような動きに
なっていない場合があるからです。
これは体幹が弱いから使えないのでなく
体幹を使う動きをしていないから
使えないのです。
これはモータースポーツで
最高クラスのエンジンを積んでいたとしても
免許取り立ての初心者であれば
勝つことができませんよね。
これと同じで
いくら体幹を鍛えたとしても
体幹が使われるようにスイングしなければ
うまく飛距離を伸ばすことができません。
なので
体幹を鍛えること自体は
問題ありませんが、
それと同時に
体幹を使えるように
しないといけない訳です。
ではどうすれば
体幹を使えるスイングを獲得できるのか?
これにはまず、連続振り子素振りの中で
クラブの周期を崩さないグリップ感覚を
手に覚え込ませる 必要があります。
(連続振り子素振りのやり方はこちらの記事に掲載している動画を参考に→「力があるのに飛ばない…」と悩んでいる方へ)
そして
その グリップ感覚を身につけたら
その 感覚のまま
ヘッドを加速させてみてください。
するとカラダが “自然” に
体幹の右脇を締める動きになるはずです。
(右打ちの場合)
そうすると
腹筋が使われる感覚になって
飛距離に必要な体幹の動きが
できるようになります。
もちろんこれが一回できたら完成ではなく
無意識に体幹が使われるようになるまで
繰り返し練習をしてみてください。
素振りでいいので
毎日その動きの感覚を練習すると
1ヶ月あれば小脳に記憶されて
その動きが自然にできるようになります。
ちなみにこの体幹を使うスイングは
プロの飛ばし屋ほど使っています。
男子でいえば河本力、中島啓太、蝉川泰果、
女子でいえば原英莉花、野澤真央など
体幹の側屈が大きい傾向にあります。
ただこの側屈だけを真似するのでなく
クラブの周期を崩さないグリップ感覚を覚えてから
側屈の動きを身につけていきましょう。
あくまでもクラブを操作するのは
“手”になりますからね。