こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
ゴルフの上達のために、
「 前傾姿勢をキープしよう 」
「 トップの形はこうしよう 」
「 下半身をこう使おう 」と意識しすぎて
逆に調子が悪くなってしまった、、、
ってことはありませんか?
もしかしたら その考えが
ゴルフの上達を阻む障害に
なっているのかもしれません。
実は最近、横峯さくらプロのお父さん、
良郎さんの本を読んでいたのですが、
良郎さんは子供たちにスイングやフォームのことを
何ひとつ教えていなかったんですね。
やっていたのはターゲットに対して
当てたり、乗せたり、通そうとする
“クラブの動き”を意識せざるえない練習 ばかり。
例えば
20ヤード先に立てられた、
たった直径5cmほどの竹に
ゴルフボールを当てて割るといった練習や、
30球連続で30ydのグリーンに乗せたらクリア、
といったように
一般的なゴルフスクールでやっている
「カラダをこう動かせ!」
「カラダのここを意識しろ!」
的な“カラダの動き”を意識するレッスンは
全くやっていませんでした。
結果的に小さな地域の中で
トッププロを高確率で輩出する
世界的にも稀なゴルフスクールになった訳です。
ちなみに
『めだかクラブ』の卒業生は現在、
・横峯さくら
・香妻陣一朗
・香妻琴乃
・出水田大二郎
といった、
そうそうたるプロが活躍しています。
*他にも二人ほどプロになっています。
なので
本来ゴルフの上達を高める練習は
“カラダの動き”
を 意識する練習よりも、
“クラブの動き”
を 意識する練習(意識せざるえない練習)、
が 重要になってくると考えています。
結局、球をコントロールするのは
クラブですからね。
冷静に考えると当然のようですが、
プロでも調子が悪くなるのは
カラダを意識しすぎたあまりに、
クラブ意識が薄れて、
クラブ自体を操れなくなった、、
と考えるのが自然です。
天才が凡人に近づくのがカラダ意識
凡人が天才に近づくのがクラブ意識
だということ。
ちなみに全米女子ツアーと
日本女子ツアーの選手たちの
決定的な差はなんだと思いますか?
フィジカル?? 飛距離でしょうか?
私の仕事柄、そうだと言いたいところですが(笑)
実はそこが結果を左右する
大きな “要因” ではないんですね。
むしろ全米の選手に比べて、
日本ツアーの選手の方が
カラダを使いすぎて、
カラダに負荷をかけすぎています。
*著書『ゴルフの力学』P166~を参照( 著者:松本タスク)
逆に全米の選手は
カラダへの負荷を最小限にしています。
その差は約2倍。
要はカラダを “使う” のではなく、
クラブが通りたい道に沿って
カラダが “使われていく” スイング。
なのでクラブに最大限仕事をさせているのが
全米の選手たちということになります。
一見すると体格が違うので
今まではフィジカルだと思われてきましたが
本当の違いは“クラブ意識の差”だったんですね。
見た目は同じように見えますが
目に見えない世界では
全く違う動きをしていたということ。
これが分かると障害は
“カラダでクラブをコントロールしようとすること”
になります。
もちろんカラダを意識することで
“ハマるっ”ということもあると思いますが、
それで長期的に調子が良くなることは稀です。
なので、しつこいようですが、
カラダ意識ではなく、
クラブ意識を高めると上達は早くなります。
結果、クラブを意識することで
フォーム(カラダの動き)は
勝手によくなるんですね。
そして、それができた上で
フィジカルを高めていくと
ゴルフはもっと “楽” に “簡単” になります。