キレのある動きとは 234

ゴルフ飛距離アップ専門

パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。

 

 

プロのスイングを見ていると多くの選手にキレがあります。

そしてキレのある動きというのは見ていて力強さを感じます。

ただこういった“キレのある動き”というのは何をもってキレがあるのかが結構あやふやだったりします。

 

それはスピードがある動きなのか??

柔軟性がある動きなのか??

表現するのが難しく、漠然な感覚だったりもします。

 

そこで今回は“キレのある動き”について考えていきたいと思います。

 

キレのある動き

私が考える“キレのある動き”の特長は3つあります。

 

まず1つ目が反動をうまく使っているということ。

 

 

これは伸張反射といって伸びた筋肉が反射的に縮まろうとする反応のことです。

 

たとえば運動会のかけっこを思い出してください。

運動神経が良くて足が速い子は「よーい!」という声で一度カラダの重心を後ろへ引きます。

( ”タメ” の状態)

逆に足が遅い子は重心がそのままになっています。(”タメ”のない状態)

これは運動神経が発達している子ほど反動をうまく使いこなせているということです。

 

キレのある動きというのはこの感覚を持っていて、且つ使えているかどうかということです。

この感覚があればさらに伸ばすことが大切ですが、

この感覚がつかめないのであれば反動を使えるように脳を再教育する必要があります。

 

その時に大切なのが力を出すタイミングとリズムです。

あなたに合ったタイミングとリズムで反動を使えるようにすることがとても重要になるのです。

 

 

2つ目は固定させるべき関節を固定することです。

 

 

カラダの関節には固定(安定)させた方がいい関節が存在します。

その関節が不安定になると動かすべき関節がスムーズに動かなくなり、

力が抜けた動きになってしまいます。

 

よくスイングする時に腰を回せという表現をします。

しかし正確には腰は固定させるべき関節なのです。

見た目には腰が回っているように見えても、

解剖学的にみると股関節と背骨の胸椎という関節が回って腰が回転しているように見えているだけなのです。

ということはトレーニングでも腰回りの筋肉は固定させるトレーニングを行った方が良いということです。

 

 

3つ目は力みがないということ。

 

 

これは反動をうまく使うことと少しかぶるのですが、

基本的に力みが過度に発生すると反動をうまく使うことができません。

 

それは反動がうまく発生する条件として筋肉がリラックスしていることが重要だからです。

 

筋肉が緊張して硬くなっていると筋肉はスムーズに伸びないですからね。

そうすると反射的な筋肉の収縮が起こらず、キレのある素早い動きができなくなるのです。

 

解決方法として力みを取る方法はいろいろありますが、

まずは深呼吸して軽くジャンプすることです。

 

すると肩の力が抜けて力みが取れてきます。

スポーツ選手がよく行っているので注意して観察してみて下さい。

 

 

以上で、私が考える“キレがある動き”の特長をあげてみました。

もちろんこの3つ以外で注意をしないといけないこともあります。

しかし“キレのある動き”を作る上でこの3つはとても重要です。

まずはこのことを意識し、トレーニングやスイング練習をするとよりキレのある動きができると思います。

慣れてきたらいろいろと応用がしてみてくださいね。

 

それでは失礼します。

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