こんにちは
小岡 洋天(こおか ひろたか)です。
今年の全英オープン、
そして全米プロ、
タイガーの優勝争いで
大いに世界のゴルフ界が
盛り上がってきました。
そんなタイガーは
筋トレブームを巻き起こした
張本人でもあり、
それをマネて多くのプロ、アマチュアが
筋トレをし始めました。
しかし、筋トレをしていくなかで
カラダを痛める人も出てきました。
(タイガーもその中の一人です)
もしかしたら
これを読んでいるあなたも
同じように故障をした経験が
あるのではないでしょうか?
過去に筋トレをしていた人、
現在、筋トレをしている人、
また、これから筋トレをしようと考えている人も
なぜ筋トレで故障するのか
というのを知っておく必要があります。
そこで今回は
筋トレと故障の関係性について
書いていきます。
なぜ筋トレすることで故障をすることがあるのか?
原因は大きく分けて3つあります。
まず1つ目が
『関節の動きの悪さ』です。
人間のカラダには
固定させた方がいい関節と
動かした方がいい関節があります。
しかし、多くの人は
そういった本来の効率的な動きから
掛け離れていることが多いのです。
例えば、
腰の関節である腰椎は
本来固定させた方がいい関節です。
しかし、長時間のデスクワークや
学校で長時間授業を受けてきた結果、
腰を安定させる筋肉である腹横筋(お腹の奥の筋肉)に
力が入らなくなりました。
そうすると
腰が安定しないから
股関節や肩周りが
スムーズに動けなくなるという
悪循環が起こってしまいます。
そしてこの状態で筋トレをしてしまうと
スムーズに関節が動かないから
関節内やその周りの筋肉に
支障をきたす訳です。
こういった理由から
筋トレをすることで
故障するということがあると
考えられます。
つぎに2つ目が
『負荷のかけすぎ』です。
当然自分の限界以上の負荷をかけすぎると
筋肉が耐えきれず
筋肉や関節を痛めてしまいます。
これは単純に負荷をかけすぎたのが
原因であるため、
まずは休養して
痛みのないところまで
回復させることです。
そして再び筋トレをする場合、
動きのスピードや
スムーズさが損なわれる段階まできたら
それ以上負荷を増やさないことです。
また負荷といっても
いろいろあります。
重さ、回数、セット数、そして休憩時間など。
こういった負荷を故障しない範囲かつ、
効果が出るように調節しなければいけません。
そのために自分で動画を撮って
フォームをチェックすることはとても有効です。
調子が良かった状態と
悪い状態を比べてみてください。
おそらくいろいろな気づきが
得られるはずです。
最後に3つ目が
『脳の問題』です。
病は気からと言われているように
筋トレで脳が不快だと感じすぎると
自分自身で痛みを作り出してしまうことがあります。
こんなことを書くと
なんだかスピチュアルや宗教的だと
思われるかもしれませんが、
近代科学では
こういった心の状態で
カラダに痛みを発生させることは
分かってきてます。
例えば子供が学校に行きたくないと
思いすぎると朝になって
急に熱を出すことがあります。
これと同じで脳が不快だと感じると
筋トレを行うことを拒否するあまり
自分自身で痛みを作り出してしまうことがあるのです。
これが大きくなりすぎると
故障にまで発展する訳です。
これが動きや負荷のかけすぎでは
説明できない原因になります。
もちろんだからといって
筋トレを辞めなければいけないと
いうわけではありません。
大切なことは
脳に不快だと感じさせないことです。
筋トレの中で心地よさを感じながら
行うことがポイントになり、
それが結果的にスムーズな動きにも
繋がっていきます。
もしあなたが今後筋トレをしようと
考えているのであれば
これら3つのことを
頭に入れておいて下さい。
故障したとしても、
原因を絞り込み、
再発させないことが
とても大切になってきます。
それでは、失礼します。