こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
先々週からPGAツアーで
2週連続2位になったリー・ウエストウッド。
今年で48歳となる彼が
今なお ブライソン・デシャンボーや
ジャスティン・トーマスなどの
若いトップ選手と対等に戦える理由は
どこにあるのでしょうか。
今回はそういった衰えを知らない
ウエストウッドの強さの秘密を考えてきます。
ウエストウッドの強さの秘密
ウエストウッドの強さの秘密には
二人の人物が大きく影響しています。
まず一人目が2015年から交際している
ヘレン・ストーリーさん。
彼女は2018年から
ウエストウッドのキャディも勤めており
コース内でのメンタル面をカバーしています。
また職業はフィットネスインストラクターでもあり
ウエストウッドのトレーニングパートナーとしても
大きな存在になっています。
どうもクロスフィット(スポーツジム)で
一緒にトレーニングしているみたいですね。
クロスフィットは2000年に
アメリカで設立されたフィットネス団体で
トレーニング内容は比較的
瞬発系を取り入れていることから
ゴルフにも必要なフィジカルを
身につけることができます。
ウエストウッドは飛距離も
350yd 叩き出すこともあるので
クロスフィットのトレーニングも
効果が出ているのではないでしょうか。
インスタグラムの投稿を見ていても
ハードなトレーニングを
こなしているのがうかがえます↓
日本にもクロスフィットの認定ジムが多数あるので
興味のある方は調べてみてください。
さて次に二人目が心理学者の存在です。
数年前から心理学者に
精神面での指導を受けていて
ウエストウッドは、
「ここ何年間かは心理学者と仕事を取り組んできた。自分ではどうしようもない “結果” よりも、プロセスを重視している。コントロールできるのは“過程を楽しむ”ことだけなんだ。」
とも語っています。
この考えはスポーツ競技者にとって
とても理想的な心理状態です。
モチベーション理論の第一人者
ハイディ・グラント・ハルバーソン氏の著書
『やり抜く人の9つの習慣』には
ウエストウッドのような目標設定の考え方を
“成長ゴール”と書いています。
これは能力を伸ばして、
今までできなかったことを
できるようにするという考え方です。
こうなると
「失敗してもいい」
「失敗なんて何でもない」
と考えられるようになり、
実際には失敗する確率が大幅に低くなることが
研究でも証明されています。
逆に結果ばかりを重視する考え方を
“証明ゴール”と言い、
「自分にはこれをする能力がある」
「私はやり方を知っている」
ということを証明しようとします。
こうなると
失敗を逃れるための過度な緊張を生み
十分なパフォーマンスが発揮できなくなります。
ウエストウッドは
適切なカウンセリングを受けることで
モチベーションを高い状態に
保っているのではないでしょうか。
さて あなたは 証明ゴール、成長ゴール の
どちらの考え方をしていますか?
もし証明ゴールの考えが多ければ
ウエストウッドのように
結果までの “過程を楽む工夫” をすることで
結果的に良い成果が現れるかもしれませんね。
一度 試してみてください。
それでは失礼します。