ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの小岡洋天です。
2016年—2017年の年間王者の座についたジャスティン・トーマス。
メジャー1勝を含む年間5勝を挙げて、輝かしい成績を収めました。
その王者が昨シーズンの始まる前に詳細な目標をスマホに打ち込んでいたことはご存知でしょうか?
そしてその目標の達成率の高さに驚きです!
(以下がその目標リストです↓)
【ジャスティン・トーマスの目標リスト】
・ツアー選手権に出場する《達成》
・メジャーの最終日に、最終組から2組以内でプレーする《達成》(全米オープン、全米プロ)
・メジャーに勝つ《達成》(全米プロ)
・プレジデンツカップに出場する《達成》
・パッティングのストロークゲイン(スコア貢献度)を0.25以上にする《達成》(0.289)
・ティーからグリーンのストロークゲインを1以上にする《達成》(1.330)
・オールアラウンドのスタッツでトップ10入り《達成》(5位) *平均スコアやパット数など、主要スタッツの順位を合計して算出したもの。ゴルフの総合力、万能さを表す数値
・パー3、パー4、パー5のそれぞれでアンダーパー《パー3で達成できず》《パー4、パー5は達成》(パー3=04、パー4=3.94、パー5=4.60)
・スクランブリング(寄せワン)でトップ30入り《達成できず》(54位)
・出場試合の半分はトップ10に入る《達成できず》(出場25試合でトップ10入り12回)
・平均スコアを70より下にする《達成》(69.359)
以上です。
いかがですか?
11個の目標のうち、達成したのが8個です。
しかも達成できていない目標であっても僅差でしかありません。
凄いですね...
目標達成率72.3%のジャスティン・トーマスがとった行動とは?
ただ今回、この記事を書こうと思ったのは
ジャスティン・トーマスってすげえー!
と言いたいのではなく、
なぜこんなに高い確率で目標を達成することができたのかを一緒に考えて頂きたかったからです。
そして、ここからは私の考察です。
〈ジャスティン・トーマスが目標を達成した要因〉
一番はやはりスマホに目標を打ち込んだことです。
スマホに打ち込むといつでもどこでも目標を確認することができますからね。
そうすると目標に対する意識づけが強くなり、必要な情報のアンテナが高くなります。
この脳の機能をRAS(Reticulsr Activating System)といいます。
RASは脳で察知した情報をフィルターにかけ、必要な情報と不必要な情報に分けることができます。
ここで目標に対する意識づけが強いとRASのフィルター機能も高度になるわけです。
眼鏡をかけたことがある人なら分かると思いますが、
眼鏡のフチは間違いなく視界に入っているはずなのに私生活では全く気にならないですよね。
これはRASによって眼鏡のフチは必要な情報ではないと判断しているため視界に入っても脳が認識しないんです。
(人間の脳って本当にうまくできています)
なので目標を作ったのならば、
いつもその目標を目で確認できるようにすることが大切です。
それは
部屋の壁に目標を書いた紙を貼るのか
目標をスマホの待ち受け画面にするのか
やり方は人それぞれです。
あとは目標に数字と期限を設定して、その為の行動内容、そしてその行動をおこす為の環境を作ることが大事なんですね。
それでも達成しない場合は現状と目標に無理なギャップがあるか、
その目標を達成して何がしたいのかをもっと掘り下げる必要があると思います。
本音で目標を作らないとモチベーションが保つことができないですからね。
そのために来期に向けての目標をこれから少しずつ決めてみてください。
それでは失礼します。