こんにちは
ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡洋天 です。
突然ですが
オリンピックで勝てなかった
イギリスの自転車チームが
ある指揮官によって
12年間で金メダル18個も
獲得していたことはご存知でしたか?
( それまでは76年間で金メダル1個)
実はこの指揮官
2002年から率いた
デイヴ・ブレイルスフォードという監督です。
その実績は
2004年アテネで金メダル2個
2008年北京で金メダル8個
2014年ロンドンで金メダル8個
という驚異的な成績。
当然 疑問に思うのは
なぜこれほどまでの成果が出たのか?
ということですよね。
そこにはデイブが大切にしている
ある考えが “核” にありました。
圧倒的な成果を生み出すデイブの考え
デイヴが成果を出すために
大切にしていること、
それは、
『 1% Marginal gains 』
『 1%の改善の積み重ね 』
です。
これは自転車競技に必要な
すべての要素を分析し、
各要素を毎回 1% 改善して
その積み重ねで
パフォーマンスを 劇的に向上させる
ということです。
ここで あなたは
え!?
それだけ??
そんなこと??
と思ったかもしれませんね。
しかし、下の図を見てください。
*ジェフ・オルソン氏の著書『The Siglt Edge』参照。
(毎回の1%の改善がいずれ大きな差になるという図)
↓
この上の図のように
スタートの初期には
1%プラスの選択と
1%マイナスの選択に
大きな “成果の差” がないことが分かります。
しかし、
ある分岐点を境に
急激に差が開いてますよね。
そうなのです。
私がいいたいのは
最初はあまり成果が出ていなくても
常に1%でも前に進む選択をすることで
ある時期から急激に成果が出ててくる
ということです。
感覚的にはわかっていたことでも
いざそれを 図として見てみると
またリアルに感じられます。
↓(しつこくもう一度)
(実はこの図、私の待ち受け画面にしてます)
そしてあのイチローも過去にこう語っていました。
「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思います」
と、
イチローは
『1% Marginal gains(1%の改善の積み重ね)』
を身を持って証明してくれた
世界が認めるスーパースターです。
彼の華麗なプレーの裏側には
こういった1%の改善の積み重ねが
あったことはいうまでもありません。
そして それが一貫性を持って実施できれば
あなたも大きな成果を上げることができる
ということです。
それは
ゴルフの練習中でも
トレーニング中でも
食事でも
睡眠の質でも
あなたの目標と関連することなら
優先順位をつけて1%の改善を実施することです。
実際に先ほど出てきた名指揮官デイブは
選手が感染症にかからないために
正しい手の洗い方まで指導しています。
是非この図を見て
自分は今どちらの選択をしているのかを
意識してみてください。
もしマイナスの選択をしているのであれば
どうすればリカバリー(プラスの選択)できるかも
考えてみましょう。
今、目の前のあなたのこの選択が
大きな成果を生み出す
唯一の土台になってきます。
ちなみに先日(2019年5月5日)の
パナソニックオープンレディースで優勝した勝みなみ選手。
最終日のラウンド前、
一筆欄にはこう書かれていました。
「 今、ここ、自分。」
それでは、失礼します。