ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。
石川遼選手がオフに行っているトレーニングでスキーを取り入れて過去に話題になりましたね。
その時はゴルフに必要な体力をつけることが目的みたいでしたが、
それ以外でもスキーとゴルフには共通点がありそうです。
実際にGoogleで『スキー ゴルフ 共通点』と検索してみると多くの記事で紹介されています。
(とてもためになる記事もあったので是非検索してみて下さい)
そこで今回はこの2つの共通点と飛距離アップとの関連性について考えてみました。
スキーとゴルフの共通点
スキーとゴルフの一番の共通点が下半身のバランス能力です。
これは左右に重心を乗せる時のブレない軸作りの能力です。
スキーではサイドに板を滑らせてターンを繰り返します。
この時にカラダ全体のブレない軸を作らなければ切り返しでターンができないわけです。
これってゴルフでも同じですよね。
バックスイング時に片足に重心を乗せてから切り返し動作を入れます。
この動きがスキーとゴルフとでは似ているのです。
スキーは見た目には前方に進んでいるように見えますが、
実際の動作ではサイドの切り返しの連続です。
スキーでこの動きを繰り返すことによって自然にブレない軸を作る感覚が養われていくということです。
そして、その軸を作る時の力のタイミングとリズムがゴルフと似ています。
こういったところからもスキーが上達するとゴルフが上手くなる理由になりそうです。
スキーに隠された飛距離アップの秘密
ここでゴルフの飛距離アップとの関連性について考えていきたいと思います。
まず過去の記事の中でも書きましたが、
ゴルフの飛距離アップにとって下半身の瞬発力は必須だということです。
ということは瞬発力とスキーにおいての関係性があれば
必然的にスキーの上達がゴルフの飛距離アップに結びつくことになります。
そこで先日アルペンスキー選手の運動能力について調べてみました。
するとアルペンスキー選手の瞬発力は一流のバスケットボール、バレーボール選手に匹敵するということがわかったのです。
特に世界ランキングが上位の選手ほど脚の筋力が高いということ。
スキーの実力と脚の筋力が比例していたのです。
これには驚きました。
スキーはターンをうまく繰り返せばいいだけだと思っていたのですが、
どうもそうではないようです。
スキーで滑っている時の切り返しではブレない軸を作った上で
この瞬発力が必要だということです。
これはまさにゴルフの飛距離アップにはうってつけです。
スキーをすることでゴルフスイングの感覚が良くなって飛距離が伸びることも納得ですが、
軸を作る能力と瞬発力が同時に向上するのだから一石二鳥です。
ただスキーをすればすべてOKというわけではありません。
実際にスキー選手のほとんどがオフの時期に筋力トレーニングをしているそうです。
(シーズン間近になる10〜11月は瞬発系トレーニングを中心)
それほど筋トレが瞬発力を上げるために重要だということをスキー選手はわかっているということです。*実際に私のトレーニングの中でもスキーに似ている動きはあります。
スキーとゴルフのトレーニングには必然的に似ている部分が多くありそうです。