ゴルフ飛距離アップ専門
パーソナルトレーナーの 小岡 洋天 です。
アニカ・ソレンスタムといえば、賞金女王8回、メジャー通算10勝という恐ろしいほどの強さを誇っていた歴代最強の女子プロゴルファーです。
そんな彼女が肉体改造によって飛距離を伸ばしたのは有名な話ですよね。
2001年からパーソナルトレーナーの指導のもと、本格的にトレーニングを開始。
それまでは自己流で毎日腹筋を1000回していたみたいです。
しかし、そんなトレーニングには意味がないことを専属トレーナーであるカイ・フューザーは指摘してトレーニングを見直していきました。
元々はウォータースキーやウィークボードの選手コーチをしていたカイ・フューザーですが、それらに指導したトレーニングをそのままアニカに当てはめたみたいですね。(*著書『ゴルフボディの作り方』参照)
カイのトレーニングの特長はマシントレーニングや局所的トレーニングをおこなわず、筋肉の連鎖(キネティックチェーン)を意識した体全体のトレーニングです。
特に全身の筋バランスを意識していたみたいですね。
私の感想はウォータースキーやウィークボードのトレーニングをそのまま当てはめたのが良かったのだと思います。
アニカ自身も幼少期はスキーをしていて、その感覚をカイのトレーニングによって更に強化されたのだと思います。*幼少期のころにおこなっていた動きの感覚はとても重要です。(その人本来の動きの感覚を取り戻すのに有効)
スキーの動きとゴルフスイングの動きには共通点が多いですからね。
またカイはスポーツ栄養士の資格も持っています。
おそらくトレーニングだけでなく栄養面もしっかりバックアップしたんじゃないでしょうか。
1年で体重が3kg増えてますからね。
筋肉だけ増やすというよりも多少脂肪も付けるような無理のない食事をされたのかな。(←私のかってな予想です。)
1年という期間、筋肉だけで3kg増は考えにくいですからね。
特に女性だとなおさらです。
(男性でも筋肉だけの3kg増は並大抵ではません)
ただ専門的にトレーニングするまえに毎日腹筋を1000回していたことには頭が下がります。
それだけで一日の練習が終わってしまうような運動量ですから...
アニカの凄まじい精神力の強さがこれだけでも見て取れます。
なにはともあれ1年間トレーニングを行った結果、
ドライバー飛距離を30ydアップさせています。
アマチュアの方ならまだしも世界トップの技術を誇る選手が30ydもアップさせたのが凄いです。
技術、精神力の上にフィジカルが適切に兼ね備われた結果ですね。